ESCAPE R2やESCAPE R3の「乗り心地とタイヤの関係」
GIANT ESCAPE R2の長期インプレ第2弾は、乗り心地とタイヤの関係についてのお話です。
ネット上で「ESCAPE R3の乗り心地は硬い」という意見をよく見ます。筆者が、フォークこそカーボンであるもののフレームやホイール&タイヤが同じESCAPE R2に乗ってみての感想は「そんなに硬いかな?」というものでした。むしろ「あー、ロードっぽいのになんて乗り心地が良いんだ」とすら感じました。
確かにロード寄りのクロスバイクですから、シティサイクルや街乗りMTBと比べたら硬いでしょう。ビギナーが硬いと感じるのも無理はありません。サスペンションの無いクロスバイクの乗り心地とはそういうものだ……と思っていただき、慣れるのが一番早いのではないでしょうか。しかし一方で、ユーザー側で過剰に硬くなるようにしてしまったいるのではないかという気もします。
それは、タイヤの空気圧に原因があります。
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。