自転車ネットワーク策定、少しずつ前へ。
国土交通省が、全国の市区町村における自転車ネットワークの策定状況について、報道発表をしていました。

Slippery Bike Lane by Rob Ketcherside, on Flickr
国土交通省が、全国の市区町村における自転車ネットワークの策定状況について、報道発表をしていました。
自転車通勤をきっかけに都市交通としての自転車の可能性に着目し、折りたたみ自転車「iruka」を開発中の小林正樹さんが、この夏、ヨーロッパ旅行の際に現地の自転車インフラを取材されました。そして、小林さんのブログに掲載された記事をCyclingEXにも転載させていただくことになりました。小林さん、ありがとうございます。なお、小林さんとirukaについては、こちらの記事で紹介しています。(須貝)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
小林正樹です。この夏、2週間ほどヨーロッパに旅行に行ってました。オーストリア西部のインスブルックという街にホテルをとって根城とし、そこからハブ&スポーク式にオーストリア国内とドイツイタリアに足を伸ばしてきました。
オーストリアは延べ35ヶ国目、ヨーロッパでは11ヶ国目の旅先です。
この旅の中で、自転車インフラに関しても「さすがヨーロッパ」と感じる光景をいくつも目にしたので、今日から何回かに分けて紹介していきたいと思います。
インスブルックは「イン川の橋」という意味で、文字どおりイン川という山あいを流れる川沿いに拓けた街です。北の峠(下の写真では手前)を越えるとドイツ、南の峠(下の写真では奥)を越えるとイタリアです。人口は12万人ほど。
自転車の通行環境を積極的に実走し紹介しているブログ「Cycling in the World ~日本と世界の自転車事情~」において、東京都港区の札の辻交差点付近に設置された「自転車ナビライン」が紹介されていました。
バイクコンシャスネタとして、相模原の自転車通行環境について紹介したしたが、今日は、そのおまけ的な話です。
関連記事です。
国道16号相模原市内の自転車道を走ってみた
相模原駅近くの自転車専用通行帯を走ってみた
16号のほうの記事で、最後のほうに『朝の通勤通学時間帯に歩道上の自転車を一方通行とする取り組みも行われていました(でもそれなら車道のほうが走りやすいのも事実)』ってことを書いています。
これです。
相模原市の自転車通行環境に関する取り組みを紹介するシリーズの第2弾です。
前回はJR相模原駅近くに設けられた自転車専用通行帯を紹介しました。
相模原駅近くの自転車専用通行帯を走ってみた | CyclingEX.
今回は、国道16号に設けられた「自転車道」を紹介します。
整備区間は、相模原署前〜中央一丁目〜相模原駅入口。相模原署前〜中央一丁目が2009年3月に、相模原駅入口までが2010年3月に開通しています。道路の両方向に、交互通行で整備されました。もともとは側道で、しかもまるで駐車場のように使われているスペースでした。
ここで紹介するのは、相模原駅入口から相模原署前に向かって、道路左側(北側)の自転車道を走行した様子です。
相模原駅入口交差点から、自転車道に入ります。いきなりですが、この自転車道の問題点のひとつが露見しています。交差点部では、信号待ちの自転車が自転車道の上に滞留してしまいますので、それを避けるように進まなくてはなりません。車道側からはアクセスしにくくなっています。
CyclingEXでは一昨年に「TOKYOバイクコンシャスアワード」というネタをやりましたが、カタチを変えて復活させる予定です。具体的には、自転車の利用環境に関する「これいいよね」っていう事例を紹介していきたいと思います。まずは自分で巡れるところから巡って、記事にしたり、ある程度本数がまとまったらKindle本に再編集して発売したり……といったことを考えているところです。もう少ししたら、より具体的にお知らせしたいと思います。
さて今回は、相模原市の自転車通行環境に関する取り組みをいくつか紹介したいと思います。相模原市ではモデル地区を設けて自転車通行環境を整備していますので、それを2〜3回に分けて記事にします。まずは、JR相模原駅近くに設けられた自転車専用通行帯について。
千葉市は23日、自転車走行環境のネットワーク整備を図るために「ちばチャリ・すいすいプラン」を策定・発表しました。
千葉市は二十二日、自転車が走りやすい環境づくりの計画を盛りこんだ「ちばチャリ・すいすいプラン」を発表した。自転車による市内の回遊性を高め、自転車の街・千葉を目指す。
引用元: 東京新聞:自転車の街 千葉を目指し 市が「すいすいプラン」発表:千葉(TOKYO Web).
千葉市の発表はこちらにあります。
自転車走行に適した道路を有効に活用した自転車走行環境ネットワークの形成を目指すため、安全かつ快適な自転車走行環境の創出に向けた整備手法などの検討を行い、自転車走行環境の整備を効果的に進めるため、「ちばチャリ・すいすいプラン」~自転車の街・千葉市を目指して~ を策定しました。