君にライトをあげようか
筆者が借りている仕事部屋の近所に、いつも夜間無灯火でスポーツサイクルに乗っている人がいるのです。某有名ブランドの街乗りMTBなんですけどね。夜間無灯火で、しかも歩道のない道路の右側をよく走っているのです。
しかも筆者が徒歩のときに限って出くわします。比較的遅く帰ってきた夜、駅から歩いているときに気配を感じて振り向くと、その無灯火の街乗りMTBがいた……ということが、月に1回くらいあります。ピューッと通り過ぎてしまうので、最初のうちはその去り行く姿に対して「ライト付けて!」「自転車左!」と声を挙げていたのですが、何ヶ月たっても一向にライトを付ける様子はありません。
そのくせ、今年に入ってついに「またあんたかい!ライト!自転車は左!」の声に反応して、そそくさと右から左に寄るではありませんか。無灯火がいけないことも、自転車は左側通行であることもわかってて、それでも無灯火と右側通行を押し通しているようなのです。
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。