国民生活センターが折りたたみ自転車について注意喚起
国民生活センターは17日、折りたたみ自転車に関する商品テスト結果を公表し、注意喚起を行いました。
折りたたみ自転車(スポーツタイプ)のハンドルの固定力不足に注意!-転倒し鎖骨を骨折する重大事故が発生-(商品テスト結果)_国民生活センター
2009年9月、折りたたみ自転車で道路を走行中、ハンドルが外れて走行不能になり転倒し、右肩鎖骨を骨折するという重大事故が発生した(2009年9月8日、消費者庁が地方公共団体から通知があった旨を公表)。
この自転車はタイヤサイズが26インチで7段変速を装備したスポーツタイプの折りたたみ車であり、フレームが折りたためるほか、レバーを操作することでハンドルステム(ハンドルを支える支柱)が車体から取り外せる構造であった。調査の結果、レバーで締め付けるハンドルステムが十分に固定できていなかったこと、ハンドルステムを最も下まで挿し込むと緩みやすいことが原因であると考えられた。
そこで、同様の構造の5銘柄をインターネット販売で購入し、ハンドルステムの固定について調査して、消費者へ情報提供することとした。
インターネットオークション等で販売される安価な折りたたみ自転車に関してはあまり詳しくなかったのですが、今回のテスト結果を見て、ユーザー自身がねじ切りタイプステムを緩めたり固定したりするタイプの商品があることを、初めて知りました。で、その固定に問題があるということなのですね。