警視庁が自転車の交通違反について取り締まりを強化する方針を固めたというニュースが、話題となっています。
東京都内の交通事故の発生件数は減少傾向の一方で、自転車が関係する事故の占める割合は年々増加の傾向となっています。こうしたなか自転車の悪質な交通違反について警視庁は、これまで「警告」にとどめていた違反にも刑事罰の対象となる交通切符、いわゆる「赤切符」を交付して検挙する方針を固めました。
情報源: 自転車の交通違反 警告ケースも赤切符に 取り締まり強化の内容は | NHK
悪質な違反については従来「警告」にとどめていたケースであっても、今後は交通切符(赤切符)が交付されるケースが増えることになりそうです。
NHKのニュース記事によれば、具体的な違反項目として下記の4点が挙げられています。
具体的には、信号無視や一時不停止、右側通行、それに、徐行せずに歩道を通行の4項目のうち悪質な違反については、これまで「警告」にとどめていたケースでも今後は交通切符を交付して検挙するということです。
情報源: 自転車の交通違反 警告ケースも赤切符に 取り締まり強化の内容は | NHK
改めて書き出しますと、
・信号無視
・一時不停止
・右側通行
・徐行せずに歩道を通行
——の4種類です。
自転車を利用する方に気をつけていただきたいポイントは多々あり、例えばCyclingEXでは以前から「左側通行」と「夜間はライトをつける」のふたつをアピールしてきました。
リンク: 自転車は左側通行&夜はライトつけよう! – Webマガジン[WAGTAIL]
今回のニュースに関して言えば、挙げられている4項目はどれも基本的なことばかり。誰のためでもなくまず自分のために、ルールを守ってほしいものです。
以下、その他の情報源。
去年1年間でも「赤切符」を4000件以上交付したということですが、依然として信号無視など自転車の交通違反による事故が相次いでいるほか、地域住民からも取り締まりへの要望が寄せられていることなどから、警視庁は今月下旬にも積極的な取り締まりに乗り出す方針を固めました。
情報源: 自転車の悪質交通違反 積極的に「赤切符」交付 刑事罰の対象に 今月下旬にも開始 警視庁 | TBS NEWS DIG (1ページ)
今後は赤切符を出すハードルを下げて、より一層厳しく取り締まろうということです。赤切符が交付された場合、刑事処分の対象となり、「罰金刑」、「懲役刑」となる可能性があります。3年以内に2回以上交付された場合は、“1回6000円、3時間の講習”の受講が義務となります。受講しなかった場合は、5万円以下の罰金となります。
情報源: 【解説】「自転車の交通違反」取り締まり強化へ 「ながらスマホ」に注意
(SUGAI Gen)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。