GIANT(ジャイアント)が、エアロロードバイク「PROPEL(プロペル)」の2022年モデルを先行発表しています。
ディスクブレーキモデルが中心となった第2世代のPROPELは、2017年に2018年モデルとして登場しました。近年のエアロロードバイクの中では、息の長いモデルとなっています。数値流体力学と動的マネキンを用いた風洞実験によって開発されたPROPELに、GIANTは今でも強い自信をもっているのは間違いありません。
発表当時の動画です。
さて、2022年モデルとして先行発表されたのは、下記の3モデル。
PROPEL ADVANCED SL 1 DISC
PROPEL ADVANCED SLは、シリーズ最高峰となる「Advanced SL Composite」グレードのフレームと、上側が1-1/4インチ径、下側が1-1/2インチ径のコラム「OVERDRIVE 2」を採用しています。
ホイールは、フロントがGIANT SLR 1 42 DISC Hookless Carbon、リアがGIANT SLR 1 65 DISC Hookless Carbonと、前後でハイトが異なるものを採用。必ずフックレスリム対応GIANT認定タイヤを使用するよう指定されており、標準ではCADEX RACE TUBELESS 700×25Cが装着されます。
メインコンポーネントは、QUARQ Power Meterが付属するSRAM FORCE AXS。価格は913,000円(税込)です。
[追記] 2022年2月1日より価格は1,056,000円(税込)。
PROPEL ADVANCED PRO 1 DISC
セカンドグレードのフレーム素材「Advanced-Grade Composite」を用いつつ、上位モデルと同様にコラムには「OVERDRIVE 2」を採用しているのが「PROPEL ADVANCED PRO」。
ホイールがフロントがGIANT SLR 1 42 DISC Hookless Carbon、リアがGIANT SLR 1 65 DISC Hookless Carbonと、上位モデルPROPEL ADVANCED SL 1 DISCと同様のアッセンブル。ただしタイヤはGIANT GAVIA AC 1 700x25C Tubeless Readyが標準装備です。
メインコンポーネントはSRAM RIVAL AXSで、GIANT自社製パワーメーター「POWER HALO」が付属します。
価格は616,000円(税別)です。
[追記] 2022年2月1日より価格は715,000円(税込)。
PROPEL ADVANCED 2 DISC
PROPEL ADVANCED 2 DISCは、フレーム素材に「Advanced-Grade Composite」を採用。そしてフォークコラムについては「OVERDRIVE 2」を採用しつつ、フルカーボンフォークではなくアルミコラムのカーボンフォークとしているのが特徴です。
メインコンポーネントはシマノ・105、そしてホイールはアルミリムのGIANT P-A2 DISCが装備されます。その分、価格は352,000円(税込)と魅力的なものになっています。グレナデンという名称のカラーも、かっこいいですね。
[追記] 2022年2月1日より価格は407,000円(税込)。
今回先行発表されたPROPELの2022年モデルでは、ダウンチューブのロゴが従来より大きくなりました。個人的には以前よりバランスがよく、さりげなくかっこよさが増したのではないかと感じます。
リンク: 2022 パフォーマンスモデルを先行発表 – News
関連記事: GIANT 2022年モデル:エンデュランス系ロードの「DEFY」シリーズ – CyclingEX
※世界的な需要増と供給不足により、多くのメーカー・代理店で2022年モデルが在庫僅少や納期未定といった状態になっています。詳しくは取扱販売店にお尋ねください。
[2022/1/21 追記] 2022年2月1日からの新価格を記載しました。
(SUGAI Gen)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。