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  • 投稿の最終変更日:2021年7月16日
  • 投稿カテゴリー:Photo / コラム
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初夏から梅雨へと季節が移り変わり、週末の晴れ間が貴重に感じる頃になると、いたるところでアジサイが咲いているのを見かけるようになりますね。

アジサイと聞けば多くの人がこういうの(セイヨウアジサイ等)を思い浮かべると思いますが、最近私が妙に?気になっているのが、こちら。

そう、ガクアジサイです。

アジサイの花びらに見えるところは実は「萼(がく)」。じゃぁガクアジサイは?というと、その花びらのように見える萼が本来の花の部分を額縁のように囲んでいるから……って、なんだか面倒臭い話だなぁ!

しかし、このガクアジサイこそがセイヨウアジサイの原種であると、最近になって知りました。

世界中で見られるセイヨウアジサイの原種で、日本が原産地です。

情報源: ガクアジサイ|三ツ沢公園|植物紹介 よこはま 公園・スポーツ・アウトドア公式サイト|公益財団法人 横浜市緑の協会

アジサイの分類は少々複雑で、日本原産の「ガクアジサイ」を品種改良したものが、いわゆる「アジサイ」。それをヨーロッパで品種改良して日本に逆輸入したものが「セイヨウアジサイ」です。

情報源: アジサイ(セイヨウアジサイ)(Hydrangera macrophylla ) | 植物図鑑 | 御勅使南公園

たぶん多くの人から「ふつうのとちょっと違うアジサイ」と思われているであろうガクアジサイこそが、原種だったとは。

それからというもの、ガクアイジサイのほうに目がいってしまいます。

そしてもうひとつ、この季節に気になる植物がこちら。

まっすぐ上へと伸びて華やかな花を咲かせますが、やや毒々しい雰囲気がしないでもありません。しゃきっとしているようでもあり、ときにだらしなくも感じます。でも、私はそんなタチアオイが好きなのです。

明らかに管理されているタチアオイもあれば……

植えたのか勝手に生えたのか、よくわからないタチアオイもあります。そして、このタチアオイを単なる雑草と捉えている人も少なくないようで「お、ここのタチアオイはよい雰囲気だね!」なんて思っていると、ある日突然刈られてしまったりもします。

でも、自転車に乗っているときに顔の高さに咲いているタチアオイは目を楽しませてくれますが、一方で「もしかしたら次に来たときは、刈り取られてたりして」と、ついつい思ってしまうのです。

(SUGAI Gen)

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