今日4月18日、大阪府箕面市に、GIANTのブランドショップとしては国内最大級となる「ジャイアントストア大阪」がオープンしました。Twitterのほうではお見せしていましたが、前日17日に開催された内覧会を見てまいりましたので、レポートしたいと思います。
梅田から阪急宝塚線に乗り、石橋駅で箕面線に乗り換えて2駅目の牧落駅。そこから15分強歩いた、国道171号線沿いにあるジャイアントストア大阪。
もともとINAXのショールームだった建物なのですが(住生活グループの統合で移転して空いた物件)、
とにかく、
自転車店としては規格外の大きさ。
本当に大きいので、内覧会に訪れた人々がしばらく外観を眺めているという……。
ともかく、中に入ります。するとエントランス付近で出迎えるのが、GIANTのカタログ等でおなじみの製品マトリックス。
自転車のシーンをオンロード/オフロード/Xロード(オンオフ混在)という3つの路面状況と、パフォーマンス/スポーツ/ライフスタイルという3つの強度で分けて考えることで、はじめてスポーツサイクルを買おうという人でも自分がやろうとしていること、自分にフィットする自転車がイメージしやすいようになっているわけです。なんとなくここに貼付けたわけではなくて「この考えがすごく大事なんです」と、ジャイアントの方もお話ししてくれました。
というわけで、まずは外から見ると右側にある、円形部分の2階、パフォーマンス系のフロアを見ます。
TCR ADVANCE等、パフォーマンス系のロードバイクがずらり。
フルラインナップ、約200台の展示というだけあって、その台数に圧倒されます。
パフォーマンス系のMTBもこちらのフロアにあります。
DHマシンのGLORYの姿も。
シマノやGIANTのホイールもあります。
GIANT独自のフィッティングマシン。はじめてスポーツサイクルに乗る人でも快適にライディングが楽しめるよう、フィッティングマシンを活用するとのこと。
続いて、外から見て左側、四角い部分の2階にはスポーツおよびライフスタイル系のフロアがあります。
このフロアだけで、この広さ。
ESCAPE AIRは春の新色も含めて全色ありますよ。
こちらはESCAPE AIRのマットレッド。
奥には女性向けの「Liv / giant」コーナーもあります。
ところどころに椅子やテーブルが用意されているので、座ってカタログや雑誌を眺めることもできます。
さて、今度は円形部分の1階に行きましょう。パーツ&アクセサリーのフロアです。
オプションを装着したESCAPE AIR。
タイヤのコーナー。
パーツ&アクセサリーに関してはGIANT以外のモノも取り扱っています。
とはいえGIANT純正だけも相当なアイテム数なのですが。
フィジークのテストサドルがありました。
エントランスの階段付近にはキッズバイクも揃っています。
そして最後に、四角い部分の1階、メカニックスペースです。
このスペースに直結する入口があるので、修理以来などはこちらからどうぞ、的な。
ジャイアントストア港北で採用されていた、洗車のための「自転車用シャワー」が、こちらにも。
このフロアには自動販売機や椅子、テーブルがあるので、修理待ちの時間を過ごしたり、サイクリングの途中で立ち寄って休憩したりということも可能です。
というわけで、とても大きくて、とくにこれからスポーツサイクルをはじめたいと思っている人、いわゆる「プロショップ」にハードルの高さを感じている人にとっては、かなり頼りになりそうな印象です。
また、ジャイアントでは、このジャイアントストアを関西地方における会社の拠点、そしてショールームとして機能させることも念頭においています。ジャイアントのフルラインアップをこのジャイアントストア大阪でゆっくりと眺めたりショップスタッフに相談したりして、気に入ったモデルが見つかったら、実際の購入は住まいの近くにあるジャイアントの販売店で……といったような使い方をしても、もちろんOKとのこと。
ジャイアントは、スポーツバイクの裾野を広めるためにビギナーへの親身な対応を徹底しているので、これからスポーツバイクに乗ってみたいという人の良き相談相手ともなるだろう。また、ジャイアントは「ジャイアントストア大阪で製品を実際に見たり、スタッフとお話していただいて、実際のご購入は自宅近くのショップで……というふうに使っていただいても構いません。メンテナンス等のことを考えれば、お近くのショップで購入していただくのがいちばんですから」とも言う。ショールームとしての役割も担い、ユーザーを楽しませてくれる場所にもなりそうだ。
引用元: » 国内最大級のジャイアント専門店「ジャイアントストア大阪」、いよいよ4月18日(木)オープン|BN-NET【ビーエヌ・ネット】.
ジャイアントの方から伺ったお話ですと、ジャイアントストア(とくに、規模の大きめな直営店)が出店すると、そのエリアの周辺にある取扱店でもGIANT製品の売り上げが向上するそうです。
売り場以外にも、もう1フロアあるのですが、そちらはバックヤードの他、ジャイアントの研修施設としても活用されるとのこと。社内向けだけではなく、将来的にはGIANT正規販売店他向けのテックセミナーや、ジャイアントストアで蓄積したノウハウの提供などをこの場で行うことも視野に入っているようです。
というわけで、関西地区のフラッグシップ、そして国内のジャイアントストアとしても最大級の「ジャイアントストア大阪」についてのレポートでした。
(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。
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