スポーツ自転車のメーカーが出す製品で「アーバンバイク」を謳うものは数あれど、その存在感では相変わらず群を抜いているのがCannondale(キャノンデール)のBad Boyシリーズではないでしょうか。
「相変わらず」というのは、初代の登場から約20年にわたり、カタチは変わりつつもマットブラックをまとい、個性を発揮し続けて来たからです。
現行モデルは、Cannondale独自の片持ちフォーク「Lefty」を搭載。これだけでも、他のクロスバイク等とは明らかに異なります。
跨ったときに見える景色からして、違う。
しかも上位モデルのBad Boy 2はそのフォークに縦のスリットが入っており……
なんとLEDライトが埋め込まれています。シートポストの後ろ側には、テールライトも! ともにUSB充電対応です。
※Bad Boy 3は埋め込みライトなし
ものすごく数が売れる自転車というわけではないけれど、毎年人気があって比較的早く売れてしまう、Bad Boy。とくに今年はコロナ禍で自転車の需要が高く、品不足気味のようです。2021年モデルは当初、上からBad Boy 1/2/3と2グレード展開でしたが、1はごく少数が入荷してすでに完売状態。本稿執筆段階で2と3がWebカタログに掲載されています。
欲しい人は、自分に合ったサイズの在庫と出会ったそのときこそが、買い時かと思われます。もしくは、予約して根気よく(数ヶ月)待ちましょう。
●Bad Boy 2
価格:109,000円(税別)
●Bad Boy 3
価格:81,000円(税別)
リンク: Bad Boy | アーバンクロスバイク | Cannondale
※本稿執筆段階では、多くのメーカー・代理店で2021年モデルが在庫僅少や納期未定といった状態になっています。詳しくは取扱販売店にお尋ねください。
(SUGAI Gen)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。