GIANT(ジャイアント)が、シクロクロスバイク「TCX ADVANCED PRO」の2021年モデルを先行発表している。
レーシングバイクがモデルチェンジすればさまざまな謳い文句が踊るのは当然のことで、この新型TCX ADVANCED PROも、剛性を維持したままフレーム&フォークで17%、260gの軽量化を実現。
そしてTCX ADVANCED PRO 0ではD型断面のシートポストが「CONTACT SLR D-FUSEカーボンポスト」へと進化し、よりしなりやすい形状で快適性の向上に寄与するという。
さらには、上位モデルにはフックレスの新型カーボンホイール「SLR 1 42 DISC Hookless」も採用された。
そんな中でとくに目をひいたのは、シートポスト(というかクランプ)に関する記述だ。
GIANT独自のD型断面をもつシートポスト「D-FUSE」は今やクロスバイクにも採用される存在で、快適性が期待できるメリットがある一方で、汎用性はなかった(もちろんGIANTの多くの製品に採用されることで、ある程度はカバーしていたわけだが)。
そして今回のTCX ADVANCED PROでは、新しい内蔵シートクランプにより、D-FUSEだけでなく30.9mm径の丸型シートポストにも対応した。また、ドロッパーポストも装着可能。これで、シートポストの選択肢が大幅に広がったわけだ。
今回発表されたランナップは、以下3種類。
TCX ADVANCED PRO 0
価格:600,000円(税別)
サイズ:490(XS)、505(S)、525(M)、545(ML)mm
重量:7.5kg(525mm)
カラー:カーボン
TCX ADVANCED PRO 2
価格:320,000円(税別)
サイズ:490(XS)、505(S)、525(M)、545(ML)mm
重量:ー
カラー:カメレオンノヴァ
TCX ADVANCED PRO FRAME SET
価格:220,000円(税別)
サイズ:490(XS)、505(S)、525(M)、545(ML)mm
重量 : ー
カラー : バルサムグリーン
リリースはこちら。
リンク: 2021モデル 新型「TCX ADVANCED PRO」シリーズを先行販売 – News
(SUGAI Gen)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。