先日ブリヂストンサイクルから発表された、トラディショナルなルックスとレザーテイストのパーツが特徴のニューモデル「CHeRO(クエロ)」。そのディテールをチェックし簡単に試乗する機会に恵まれましたので、ご紹介します。まずは前編としてディテールを。
●700Cモデル
まずは700Cモデルから。細いクロモリパイプでホリゾンタルのデザイン、サイドがアメ色のタイヤなど、昔からあるふつうの自転車といった感じのたたずまいです。カラーリングも小細工(余計なワンポイントのラインだとか、フォークだけ色が違うとか)がなくて好感が持てます。
スレッドステムと真鍮のベル。このベルがまた良い雰囲気を出していますが、ふつうに乗っている限り鳴らす場面はありません。
シフトレバーはダウンチューブに。
フロントシングル仕様なのですが、フレームの反対側にもちゃんとシフトレバーの台座があります。つまり、そういうことなんです!
レザーテイストのロゴがトップチューブに。
こちらもレザーテイストのグリップ。素手でも握り心地が良いです。
ヘッドチューブにはブリヂストンのロゴが入ります。
サドルはこんな感じ。
リアディレーラーはシマノ・2300(8速)です。
タイヤは700×32Cと太め。ブレーキはカンチブレーキです。
●20インチモデル
続いて、20インチも見ていきたいと思います。
700C同様にシンプルなたたずまいです。レザーテイストのパーツやサイドがアメ色のタイヤなど、意匠は700Cと同様です。
スレッドのステムと真鍮ベル。
700C同様のレザーテイストグリップと、
サドルです。
シフトレバーはここに付いています。700C同様、逆側にも台座があります。
ちょっと失礼してBB裏を。ちゃんとフロント用ケーブルガイドがあります。これは700Cも同様。
700Cと同じく、フロントシングル、リア8速。リアディレーラーはアルタスです。タイヤは20×1.35HE(幅は33mm)。
写真は以上です。
レバーの台座が反チェーリング側にも用意されていて、ケーブルガイドを見てもフロントの多段化が考慮されていることがわかります。
アップの写真を撮り忘れてしまったのですが、細かいところではチューブがフレンチバルブです。こういった自転車では往々にして英式バルブが採用されますが、クエロは「スポーツ車である」という主張がこんなところにも見て取れます。
BAAを取得している製品だけあってメーカー自身が公言することはありませんが、仕様としては、ドロップハンドルに換装できるようになっています。とくに700Cモデルは、ドロップハンドルにすれば、ツーリング車っぽくもシクロクロス車っぽくもなるでしょう。
乗ることもできましたので、インプレッションは後日。
(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。
ピンバック: 乗ってみてどうだった?ブリヂストンサイクル「CHeRO」700Cモデルと20インチモデル | CyclingEX