Grischa Niermann – Rabobank / Dana Lookadoo
今年のツアーオブカリフォルニアを走る、ラボバンク所属のグリシャ・ニアマン。
プロライダーの熱い走りと最高の機材は、常に多くの人を魅了しています。この時期、ジロ・デ・イタリアにハマッている人も多いことでしょう。
このニアマンが駆る、つまりラボバンクに供給されているバイクは、レースの世界ではもはやおなじみとなったGIANT(ジャイアント)のフルカーボンフレームです。白いカラーリングに青いロゴというシンプルなデザインなのですが、今期のレースシーンに投入されているバイクの中でも抜群のかっこよさなんじゃないかと、個人的には思っています。
さて、プロがレースで使う自転車は、レース用のスペシャルだったり、もしくは市販品だったり、さらには次の年に市販する予定のプロトタイプだったりと様々なのですが、クルマやモーターサイクルなんかと比較すると、「選手と同じモノ」が買える確率は高いと思ってよいでしょう。また、グレードは下位でもプロチームと同じカラーリングのモデルなら、雰囲気も出るというものです。GIANTも、さっそくRabobankレプリカを市場に投入してきました。
リンク: 2009 Giant Bicycle 【INFORMATION】.
ジロ・デ・イタリアで活躍中のプロロードチーム「ラボバンク」。
自転車王国オランダを代表する名門中の名門であり、
現存するヨーロッパのプロロードチームで最古参の同チームに、
ジャイアントは2009シーズンから全面的に機材供給を開始。その提携を記念して、チームレプリカモデルを限定発売。
現行チームバイクそのままのカラーリングを纏う3車種は、
いずれも2010年ラインナップの先行販売となります。
TCR ADVANCED SL RABOBANK。787,500円(税込)で、まんま(気分は)プロレーサー! でも遅いと恥ずかしいぞ!
中堅グレードのフレームを使った、TCR ADVANCED RABOBANK、262,500円。これでも十分に「なりきり」可能です!
こちらはシクロクロスレーサーの、TCX RABOBANK、168,000円(税込)。シクロクロスとは、ドロップハンドルの自転車でダートコースを走り、ときには斜面を駆け上り、下り、自転車をかついで障害物を越えたりと、結構しんどい泥んこレースのことです(冬場にやります)。シクロクロスレーサーにまでレプリカモデルを用意しちゃうあたり、さすがGIANTですね。もとろん、ラボバンクにシクロクロスの選手がいるからなんですけど。
というわけで、これらのモデルは2010年モデルの先行発売として、台数限定でリリースされるそうです。
リンク: 2009 Giant Bicycle.
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。