先日「サドルが高い女」という記事を書きましたが、街で自転車に乗っている人を見ると、サドルがベターっと低くなっている場合がほとんどですね。必要以上に低いサドル高は「効率が悪い」「かっこ悪い」の二重苦ではないでしょうか。みなさんぜひ、サドル高は適正に。そして多くの場合、適正にすれば、自然と今までより高くなるはずです。
松浦晋也さんは、簡単なサドル高の決め方ととともに、こんなことを書いてます。
リンク: ママチャリで快適に移動するたった3つの方法 | WIRED VISION.
ママチャリの乗り方に対しては、一部で「すぐに足が着くようにサドルに座った状態で、足が地面にぺったりと着くようにサドルの高さを調整する」という指導が行われているようだ。私は、NHKの生活情報番組で「ママチャリのサドルはぺたっと足が着く高さにしましょう」と放送していたのを見たことがある。
しかし、サドルの位置を低くすると膝に負担がかかる。これは、わざとサドルを低くした自転車に乗ってみるとすぐに分かる。きちんとデータを取ったわけではないのだが、私は、特に中高年の女性の場合、「怖いから」といってサドルを低くしていると膝関節を痛めてしまう危険性があると思う。
一方、サドル高の決め方については、下記も参考になります。サドルの高さだけではなく、ペダルを踏むときの足の位置まで解説してあります(これ結構大事)。
リンク: サイクルベースあさひ「サドルの高さ」.
このページの下のほうに、面白いことが書いてあります。
このお二人のご年配の方は、おそらく元プロレーサーでも何でも無い、ごく普通のドイツ人かと思います。見てください。お二人とも片足がちょうど一番下になっています。どうですこの膝の曲がり具合!!。ちょうど軽く曲がった状態です。しかもペダルを踏む位置に注目してください。土踏まずではなく、ちゃんと親指の付け根で踏んでいるではありません。サドルの高さ、ペダルを踏む位置、このページでご説明したとおりではありませんか。
写真もあるので、ぜひリンク先で見てください。
まぁ、いちばん確実なのは、自転車を買ったお店で相談することですね。
最後にひとつ写真を紹介。サドルの高さだけではなく、足のどの部分でペダルを踏んでいるか、見てください。
っつーか、そもそも自転車がかっこいいよな。
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。