スイスで行われていた2009年ロード世界選手権が終わりましたね。エリート男子個人TTはファビアン・カンチェラーラ(スイス)、エリート男子ロードレースはカデル・エヴァンス(オーストラリア)が勝利しました。
リンク: UCI Road World Championships: Stages, Route Maps & Results | Cyclingnews.com.
テレビで観戦した方は、それぞれ応援する選手がいたと思いますし、逃げた新城、メイン集団内で踏ん張る西谷、別府といった日本人選手に声援を送った方も多いと思います。しかし、もっとも大きなインパクトを与えた選手は、やはりカンチェラーラではないでしょうか。
本人は日曜日のマスドロードのほうを本気で狙っていたようですが、個人TTの勝ちっぷりは鮮烈な印象を与えました。ひとつ前やさらに前を走る強豪たちを圧倒的なスピードでパスしていく姿に、やられてしまったのは筆者だけではないはずです。
映画「ロッキー」を見た晩に家で意味もなくシャドーボクシングをしてしまうかのように、週末にロードで走りに出て「俺だけTT」をやった方もいるんじゃないかと。風を切る音は出ましたか?
そうそう、気に入らないことがあるからって英国人のマネをしてバイクを放り投げるのはやめましょうね。
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。