ロードバイクをお持ちの皆様、フロントチェーンリングの歯数構成はどうされてますか? ノーマルクランク? それともコンパクト?
ちなみに筆者は2台のロードバイクを所有し、1台が52/39T、もう1台が50/36Tとなっています。初めて購入したロードは52/39Tで組みました。その後「TA ゼファーライト」をきっかけとしたPCD110(=コンパクトクランク、コンパクドライブ)ブームが2002年〜2003年頃にやってきました。しかし肝心の「TA ゼファーライト」はすぐ品切れとなった記憶があります。
筆者は、TA ゼファーライトの代替手段として静かに流行ったリッチー(いわゆる“スギノリッチー”)のクランクを装着し、遅いなりにヒルクライムを楽しんだりしていました。
これの歯数が50/34T。2003年のことで、まだシマノのコンパクトクランクはありませんでした。
それがどうでしょう。今や多くのメーカーの完成車にコンパクトクランクが採用されています。シマノやカンパニョーロの他にも、FSAやトルバティブ、スギノなど、多くのメーカーのコンパクトクランクが完成車に採用されています。というか、コンパクトクランクの方が多いですよね。
でもほとんどの場合、歯数が50/34Tです。50/36Tや48/34T、PCD130でも50/38Tなど、もう少しバリエーションがあったらいいのになと思います。50/36Tや50/38Tを採用したロードバイク完成車もあるにはあるのですが、シマノ純正にはそのような歯数がないこともあって、極少数派にとどまっています。
個人的には、50/36Tがアウターもインナーも使い勝手が良くてお気に入りです。とくにシマノにはぜひ、50/36Tをラインアップしてほしいものです。
逆に「俺は53/42Tだ!」という男前な方もいらっしゃるかもしれません。筆者なんか53/39Tでも十分に
「男前だ!」と思ってしまいますが……。また「トリプルを忘れちゃ困るぜ!」という方もいるでしょう。皆さん、どんな歯数のクランクセットをお使いでしょうか。
(須貝弦)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。