先日FELTの2011年モデルを紹介する記事を書きましたが、代理店のライトウェイプロダクツジャパンと言えば、そもそもはGTを扱っている会社。ということで、GTの2011年モデルも見てきました。今回はクロスバイクの注目モデル「TACHYON 3.0」を紹介。
残念ながら乗ったことはないのですが(試乗したい!)、2010年モデルで登場したときからずっと気になっているのが、このTACHYON(タキオン) 3.0でして。GIANT ESCAPE RシリーズやニューモデルのESCAPE RXシリーズ、スペシャライズド・シラスに代表されるような「ロードバイクに近いクロスバイク」の仲間なのですが、タイヤは700×32Cと太め(ESCAPE R等は28C)。この組み合わせ、街中での使用を考えると、なにげに良いんじゃないかと思うわけです。
フレームは6061アルミ。
GTらしいゴツさを感じつつも、いちおうショック吸収性に配慮したと思われるチェーンステー。
シャープなフレームデザインは、GTのロードバイクと共通のイメージ。
カーボンフォークです。
コラムスペーサー無しで簡単に上下できるステムを採用しています。ふつうのステムに交換(もちろん自腹ね)することも可能です。
このカラーは「サテンシルバー」。
こちらは「グロスブルー」。
ギアは前3×後8の24速。サイズはXS、S、M、Lの4種類。価格は68,250円(税込)です。
今人気があるクロスバイクは、やはりロードよりのESCAPE Rやシラス。MTB由来のフレームと太めのタイヤの「(かつての)王道的な」クロスバイクとして人気なのは、TREK FXシリーズあたり。そこに割って入れそうなのが、キャノンデールのQUICK 4と、このTACHYON 3.0ではないかと思います。ちなみにTACHYONには1.0〜4.0とありますので、興味のある方はWebでご確認を。
(須貝弦)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。