ブリヂストンサイクルが、自転車通勤をターゲットとした新シリーズ「ViLLetta(ビレッタ)」を発表していました。
ニュースリリース
ブリヂストンサイクル株式会社(社長:渡辺 恵次)は、走行時間に応じて選べる通勤自転車
ViLLetta(ビレッタ)を開発し、全国の販売店を通じて、3月15日より発売します。
ビレッタには、想定距離ごとに3種類に大別されます。片道30分以上を想定した「スポーツ」、20〜30分を想定した「コンフォート」、20分以内を想定した「ユーティリティ」です。
各モデル共通の装備として、ステムにバックライト付き時計が埋め込まれています。実際のところ、街中を実用で乗るときに気になるのって、スピードではなくて時間ですよね。しかし一方で、最近は腕時計をしない人が多いので「ステムに時計」というのは面白い試みです。
それではさっそく各モデルを見ていきましょう。
まずは「スポーツ」。
フレーム素材はアルミ。ホイールは700Cでタイヤは32C、外装8段変速、ブルホーンバー採用、泥よけやキャリア、そしてチェーンガードを標準装備。フロントギアはシングルとなっています。重量13.5kg、価格は税込69,800円。
次に「コンフォート」。
フレームは同じくアルミですが、こちらは内装3段または8段のベルトドライブを採用。泥よけやバスケット、ハブダイナモ式のLEDオートライトを標準装備しています。ホイールサイズは27インチ、リアブレーキがローラーブレーキとなっています。そして重量は17〜18kg台。つい最近まで同社には「プレスティーノ」という自転車がありましたが、そのアルミフレーム版と言えそうです(プレスティーノは鉄フレームで19kg台)。内装3段モデルが税込49,800円、内装8段モデルが税込64,800円です。
最後に「ユーティリティ」。
こちらは外装6段のシティサイクルといった感じ。ホイールは26インチと27インチを用意。さらに、ダイナモライト仕様とハブダイナモのオートライト仕様があります。バスケット、泥よけはもちろん標準装備です。ダイナモライト仕様26インチが税込33,800円、同27インチが税込34,800円、オートライト仕様26インチが36,800円、同27インチが37,800円となっています。重量は16〜17kg台。全体的な構成は同社の「サブナードスポーツ」に似ていますね。
もともとブリヂストンサイクルにあった「プレスティーノ」と「サブナードスポーツ」を、ひとつの名前に集約して発展させたものが「ビレッタ」……ということなのかもしれません。
(須貝弦)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。