GIANTが先日発表した2011年春モデルに、新型のコンフォートロード「PACE」というモデルがあります。
丈夫なアルミフレーム、上体を起こした楽なポジション、25Cと少し太めのタイヤ……というスペックを見ると「OCRとどう違うの?」と思ってしまいますが、実際いくつか違うところがあります。
まずフレームは、前三角がESCAPE Rシリーズに似たデザインとなり、シートステーは湾曲して振動吸収性を重視した設計になっています。
そして何よりも特徴的なのが、この部分。
DEFYやOCRよりも振動吸収性に優れた新開発アルミフレームは、軽量ながら拡張性も考慮されており、キャリアやフルラップのフェンダー、28Cタイヤまで装着可能。軽量ツーリング車のベースとしても優れた適性を発揮する。
そう、PACEはキャリアとフェンダー用のダボ穴(取り付け穴)が用意されているんです。
サイズはXS、S、M、MLと4種類用意されています。価格は69,300円(税込)。ESCAPE RやRX、さらにはOCRと迷う人もいるかもしれませんね。
2011 Giant Bicycle [PACE] -outline-
(須貝弦)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。