スーパークラシックさんから「とれるカメラバッグ」のモニター商品が届きました。自転車で使ってみてくれ、ということのようです。
「とれるカメラバッグ」とは、ブロガーで部類のカメラ好きであるいしたにまさきさん監修のカメラバッグ。カメラを収納するのは当然のこととして、カメラを取り出す、そして撮るという一連の流れを考え抜いた一品です。
外観はこんな感じ。
まず、思った以上に収容力があります。脱着可能な中仕切りでスペースの配分は自由自在。
これを背負うとどうなるかは、自画撮りできないので製品サイトで見てください。
で、実際に背負ってストラップをしめてみると、これがちゃんと背中にフィットしてくれます。カメラの重さも、思ったより感じない。CyclingEXは自転車のサイトですから、もちろんこれを背負って自転車に乗りました。結果、背中でバッグがずれることなく、ふつうに走ることができます。ただ、中身がそれなりに重いデジタル一眼カメラですから、前傾の強いポジションのバイクだと「背中に何か載ってる感」は強いです。まぁこれはメッセンジャーバッグでも同じことですけどね。
そしてこの「とれるカメラバッグ」のウリのひとつが「スタンバイモード」。これも発売元のサイトの写真がわかりやすいです。
バッグを身体の前に持ってきて、カメラを取り出す→バッグのフタは開いたまま、とりあえずカメラしまう→またカメラ出す〜という一連の流れがスムーズにできるようになっています。これ、カメラメッセンジャーの類いだといちいちフタをめくるという動作がつきものです。その点、とれるカメラバッグはよく考えられています。ストラップを緩める/締めるというところも含めて。
このへんの話は、やはり部類のカメラ好きでビデオブロガーとして有名なジェットダイスケさんのレビュー動画がわかりやすいです。
あとこれ。
自転車に乗ってお気に入りのコースを走り、撮影ポイントでサッとカメラを取り出す。川沿いのサイクリングロードを走っているときに水辺に白いサギを見つけたら、自転車を止まてバッグをスタンバイモードにして、カメラを取り出して撮る……そんな使い方にもぴったりな感じです。
何より、ここ最近腰痛に悩まされていた私にしてみれば、もう一度「デジタル一眼を持ち歩こう」「デジタル一眼持ってポタリングに行きたいな」という気にさせてくれる、ありがたいバッグだと感じました。ショルダーバッグに、(インナーケースに入れた)デジタル一眼を入れて歩いても、腰がしんどいんですよね。メッセンジャーバッグだと、カメラ取り出すのが意外と面倒だし。
気になる価格は19,950円。しかし好評に付き追加生産しては品切れ……を繰り返しています。でも実際、カメラ量販店のカメラバッグコーナーで片っ端からバッグをチェックしてみると「とれるカメラバッグ」がいかによく研究されてるかがわかります。
というわけでファーストインプレッションはこれくらいにして、もう少し使い込んでみてから、次回を掲載したいと思います。
まずは表のクリアになっているところに、何を入れるか考えなきゃ。
(須貝弦)
カメラがすぐ取れる、写真がすぐ撮れる。新しいかたちのカメラバッグとれるカメラバッグ |
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。