お待たせいたしました!読者の皆様からたくさんの情報をいただきました、第1回TOKYOバイクコンシャスアワード。いよいよ、その結果を発表できるときが来ました!
第1回TOKYOバイクコンシャスアワード – 東京でバイクコンシャスだと思う施設や人をみんなで選んで、勝手に表彰しよう!
このアワードは、自転車利用者が、自転車にとって使いやすい、訪れやすいと感じる施設やショップを選出・表彰することによって、いっそう「バイクコンシャス」 な社会となるための一助となることを願うものです。初めての試みとなる第1回は、山と渓谷社の雑誌「自転車人」とのコラボで実施いたしました。
そして今回、下記の部門についてアワードを選出いたしました。
・ビル部門
・大型商業施設部門
・ショップ部門
・人物部門
・企業部門
当初募集しておりました「自治体部門」に関しましては、コメンテーター陣で検討した結果「調査のための時間が足りない」ということで、選出しないことにいたしました。また「期待したいでしょう」につきましては、コメンテーターが各自1つ、挙げることにいたしました。こちらに関しましては、本日、山と渓谷社より発売されます雑誌「自転車人」の最新号 No.026 にて掲載しております。
また、各アワード受賞者の詳細、選出理由や、受賞施設/企業等のご担当者さまのコメントなどについても、自転車人の誌面にてぜひご覧いただきたく存じます。よろしくお願いいたします!
というわけで、こちらでは各アワードの受賞者をご紹介させていただきます。
・ビル部門
対象は、大〜中規模オフィスビルです。こちらは、どうしてもひとつに絞り込むことができず、金賞、銀賞各1施設を選出いたしました。
「金賞:丸の内仲通りビル」
金賞は、以前CyclingEXの記事でもご紹介しました、丸の内仲通りビルです。このビルを金賞に選んだ理由は、簡潔に言いますと「新しいビルに駐輪場が設置されるのは当たり前であるべきで、むしろ既存のビルでどうするかが課題。そのお手本になりそうなのが、このビルだから」ということになります。
施設についてはこちらをご覧下さい。
「銀賞:東京ミッドタウン」
一方、近年新規に建設されたビルの中から、充実した駐輪場を持つ「東京ミッドタウン」を銀賞に選出しました。「3時間無料、以降1時間100円」という料金設定に関して「青天井」という方もいらっしゃいますが、それでも、これだけ充実した施設が、3時間無料というのはすばらしいことです。6時間利用しても300円。通勤利用者というよりも、ミッドタウンやその周辺に用事があって一時的に立ち寄るサイクリストにぜひ活用していただきたい!という願いを込めて、銀賞です!
・大型商業施設部門
「銀座三越」
銀座のど真ん中、三越の地下に時間貸し駐輪場がある……この事実だけでもすごいよね!ということで、この部門は銀座三越を選出しました。
2時間無料、以降4時間ごと100円と、料金設定も使いやすいものになっています。
欠点は、駐輪場へのアプローチのスペースが取れないためか、エレベーターでの行き来となること。しかし、そのエレベーターを2基用意しているのはさすがだと思いました。
・ショップ部門
「ポポペク(初台)」
こちらは、初台にあります「ポポペク」を選出!
「そもそも自転車乗りを意識していたというわけではないけれど、気がついたらこうなった!」という自然なプロセスが素敵です。ポポペクに関しては、「チャリカフェ」さんのブログにも情報がありますよ。
POPOPEKU – 初台のハワイアンダイニング。ランチとディナー。テイクアウトに、ケータリング、パーティーもできます。
・人物部門
「馬場直子氏(毎日新聞社社会部記者)」
説明不要ですね。毎日新聞で「銀輪の死角」というシリーズを担当されている、馬場直子記者を選出!
馬場さんのお写真は「自転車人」のほうで掲載させていただきますので、ご了承ください!
・企業部門
「株式会社はてな」
ご存知の通り、はてなの本拠地は京都で、東京オフィスの規模は大きくありません。しかし、自転車通勤制度が充実しているのは、京都も東京も同じ。自転車通勤者に対して一律で月額2万円の手当を支給しています。私も自転車通勤手当ほしいです!(笑)
以上が、各部門のアワード受賞者となります。受賞されたみなさん、おめでとうございます!
繰り返しになりますが、各受賞者コメントと施設を取材した内容、また「期待したいで賞」等につきましては、山と渓谷社「自転車人 No.026」に掲載されておりますので、どうぞそちらをご参照ください。青木陽子さんによる、ロンドンの最新事情に関するコラムも掲載されています!
自転車人 No.026(Amazon)
昨年11月に話が出て以来、大急ぎで進めたため、必ずしも思い通りに進めることができたわけではありませんが、なんとか、カタチになりました。総括と次回以降の展望についきましては、また改めて書きたいと思います。ご協力くださったみなさん、ありがとうございました。そして、きっかけを与えてくださったコメンテーター陣の皆様と「自転車人」編集部久田様に心よりお礼申し上げます。
(須貝弦)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。