先月、兵庫県に出張したときのこと。朝のJR加古川駅前を歩いていたら、歩道に何か書いてあるのに気がつきました。
枠線のように続いています。近づいてみると、
2時間駐輪場と書いてありました。
目の前にある商業施設が管理しているようです。
歩道の全体像を撮り忘れてしまいましたが、つまり歩道の幅は十分にあって、そして駐輪場が足りないので「じゃぁ買い物客は2時間以内ならこの枠の中に駐輪してください」ということのようです。上記写真撮影時は、まだ利用時間前でした。
加古川駅南地区には、店舗等に既存の駐輪スペースが少ないことから、放置禁止区域内に駐輪禁止緩和措置として「2時間駐輪場」を設置します。
「2時間駐輪場」は、買い物客等を対象にした、自転車と原動機付自転車(排気量50cc以下)をその名のとおり2時間だけ駐輪できるスペースです。
ストリートビューで見ると、こんな感じで整然と自転車が並んでいます。
ここに自転車を置くためには歩道を走る……という問題はあるものの、中途半端な撤去よりずっと現実的で意味があると思いました(路上駐車で埋まってる路側帯を走行空間に活用できればなお良いと思うのですが……)。
(須貝弦)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。