通常、この価格帯は完成車で提供されます。
完成車とは?ご存じかと思いますが、フレームに対してメーカーが指定したコンポーネント、
サドル、ハンドル、ステム等々をメーカー指定の工場にて組み付け、7部組みと言われる状態で店舗へと納品される商品の事です。
メリットはコストパフォーマンスに優れる事。
デメリットはアレンジが一切出来ない事。
“このフレームにこのパーツが付いてお得”的なニュアンスなのですが、実際には1年も乗れば大抵の方の完成車は“原形を留めなくなります(笑)”ね。乗っているウチにニーズが変化し、それに機材をフィットさせていくからです。
今回ご紹介するロードレーサーはいわゆる完成車ではなく、フレームから組み付けるタイプです。“フレーム売り”のフレームを買って頂き、それにお好みのパーツを組み付けましょうという方法。「慣れた人しか分からないだろうから、最初は完成車でいい」という場合もありますが、ある程度ニーズが決まっている方にはアレンジも必要です。
ビギナー向けアッセンブルであればティアグラ搭載の状態がベターです。SORAも可能ですが、カーボンフレームのロードで乗る方ならSORAではポテンシャル不足かと思います。1年先まで見越すと、アルテグラくらい載せても良いと思います。105はバラで組む場合にもっともコスパが悪いので当店ではお薦め致しません。
フレームはMERIDA SCULTURA EVO 906、定価145,000円です。このフレームは15万円の単なる安物フレームだと思うとそれは間違いです。30万円程度の完成車に使われるフレーム方がよほどコストを下げて作られています…。むしろ、これをこの価格で出してくるMERIDAは他メーカーにとって脅威でしょう。
10速ティアグラをフル搭載し、ハンドルとステムはDEDAのRHM1とRS01、サンマルコのブレイズ、タイヤも手抜きせずエクステンザのビコローレ、ホイールにはWH-R501(エアロスポーク)を組み付けたお値段は基本組立工賃込みでなんと19.9万円(ペダル無)〜。
この価格ですが、“バラ完”ですので一つ一つのパーツに対して変更可能です。サドル無しも可能ですし、ハンドルをRATIOにする事もできます。ホイールだけフルクラム、構いません。基本的に単体販売価格ベースでの差額のみで対応可能です。
この価格で出るモノは台数が限られますが、サイズは全サイズ今のところご用意できます。
信じられないお得さだと思いますので、お早めにご検討下さい。フレーム単体での販売価格は12.1万円になります。
「MERIDAってなんなの?」というところについては過去の記事「週刊マティーノ:メリダはじめました」や当店ブログをご参照下さい。スポーツサイクルメーカーとしては最も大きなメーカーの一つであり、スペシャライズドやアンカーはこのMERIDAで生産しています。それはクオリティの高さゆえです。また、ヨーロッパにおいてのMERIDAはハイクオリティメーカーとしての地位を確立しています。
「マティーノの7月予定表」
7/7(土): ロード初心者練習会(午前中)
7/8(日):MTBツーリング(臨時休業)
7/14(土): ロード初心者練習会(午前中)
7/15(日):ロード練(午前中)
7/16(月):グラファイトデザイン試乗会(日没まで店頭にて)
7/21(土): ロード初心者練習会(午前中)
7/22(日):ツーリングイベント(臨時休業)
7/28(土): ロード初心者練習会(午前中)
7/29(日):ロード練(午前中)
※7月8日はGDR試乗会を彩湖で開催されます
※ロード初心者練習等のイベントは当店で自転車をお買い上げ頂いた方へのサービスですが、善処致しますのでその都度ご相談下さい
※Googleカレンダーにも記載しております。チェックをお願いします。
[通常営業時間]
平日・土:12〜20時
日・祝:12〜19時
(Bicicletta di Mattino 朝倉誠)
墨田区本所のスポーツサイクル専門店「Bicicletta di Mattino」
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。