毎日新聞にこんな記事がアップされていました。
自転車事故:歩道上が増加、車道上は減少…昨年、件数逆転- 毎日jp(毎日新聞)
ここ10年間で自転車の車道上事故が大幅に減ったのに対し、歩道上事故は逆に増加し、昨年は車道上事故を件数で上回ったことが、民間研究機関の分析から分かった。歩道上事故の相手は74%が車だったことも判明。研究機関の担当者は「行政が長年、自転車の歩道走行を誘導してきた結果」と指摘している。
記事によれば、自転車事故は、
01年に全国で17万5223件だったが、11年は14万4018件で18%減少した。発生場所は、最多の交差点内が12万4574件から9万7976件へと21%の減。歩道と車道が分けられた道路では、車道上の事故が2万2035件から1万3236件になり40%の大幅減だった。これに対し、歩道上の事故は1万2531件から1万3626件へと9%増加し、11年は車道上事故を逆転していた。歩道と車道の区分がないところも1万3117件から1万5156件に16%増えていた。
……とのことです。
この調査を担当したとされる古倉宗治氏について検索してみたところ、疋田さんのメルマガが出てきました。
【まだまだ続報】そもそも歩道通行こそが危険な(週刊 自転車ツーキニスト273) [疋田智の「週刊 自転車ツーキニスト」] – メルマ!
なるほど、自転車の歩道通行は危険であると、以前からデータで示してきた方なのですね。
さて、上記毎日の記事に対して「レスポンス」がこんなコメントを付けていました。
【新聞ウォッチ】自転車の事故、多いのは歩道上か? 車道上か? | レスポンス (スポーツ/エンタメ、出版物のニュース)
自転車の歩道走行は歩行者に危険であることは言うまでもないが、自転車自身も危険なら、追い抜く車に怯えながらも車道を走るのが最も安全のようである。
自転車にしてもクルマにしても、あるていどの「怖さ」(=緊張感)があったほうが、安全は保たれるのではないかと思います。
(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。