ロンドンオリンピックの男子個人ロードレースが28日に開催されました。バッキンガム宮殿前の「ザ・マル」をスタート/ゴールとして、途中9周の周回コースを含む250kmで争われたレースは、終盤に先頭集団から飛び出したリゴベルト・ウラン(コロンビア)とアレクサンドル・ヴィノクロフ(カザフスタン)のスプリント勝負となり、最後はヴィノクロフが余裕で制して金メダルを獲得しました(画像はNHKライブストリーミングより)。銀メダルはウラン、銅メダルはアレクサンダー・クリストフ(ノルウェー)となっています。ヴィノクロフはアスタナ所属、ウランはスカイ所属で今年のジロで新人賞を獲得、クリストフはカチューシャ所属の選手です。
メダリストの顔ぶれ(ロンドン五輪サイトより)。
日本の別府史之選手は、前半から逃げた12名の中に加わり、最後まで逃げ切って21位でフィニッシュ。また、メイン集団で戦った新城幸也選手は48位でフィニッシュ。別府選手は逃げに加わったことで何度も国際映像に映りました。
心配なのは、先頭集団にいて十分にチャンスがあったはずなのに、終盤にコーナーでフェンスに突っ込んで落車し勝負に絡めなかったファビアン・カンチェラーラ(スイス)。ゴール後はスタッフにもたれかかり涙を流していました。右の肩か鎖骨を痛めたのではないかと思われます。個人TT、走れるのでしょうか。
(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。