新家工業(アラヤ)の展示会から気になったモデルをお届けします。
まずはすっかり定番モデルになったツーリングバイク「フェデラル」(FED)。
軽快車で多く使われている26×1-3/8のタイヤを採用したツーリングバイクです。標準ではシュワルベ・デルタクルーザーが装着されています。2010年モデルから登場した、アラヤの人気車種で、2012年モデルからフェンダーが付いています。コンポーネントはシマノ・アルタスを用いており3×8の24スピードです。カタログ重量は13.5kg(アクセサリー込み)。そして価格は相変わらずの税込52,500円。サイズは500mmと540mmの2種類、カラーはマルーンレッド、グロスブラック、ディープブルーの3種類が用意されています。
次は「CX86」(MuddyFOX CX86)。アラヤにはCXというフラットバーロードに近いクロスバイクがありますが、それと「トヨタ・86」のコラボレーションモデル。
外観的な特徴としては、フォークやヘッドチューブに86のロゴが入っているほか、サドルやグリップ等も専用デザインとなっています。コンポーネントはリア10速のティアグラです。
標準装備されるMKSのペダルは、簡単に脱着可能(写真は外した状態)。
クルマへの積載を考慮して採用したとのことです。
サイズは460mmと520mm、重量9.7kg、税込90,300円です。
最後に「SWALLOW cycle」(CCL)。アラヤと言えば「ツバメ自転車」のニックネームで知られていたわけですが、それをそのままモデル名にしています。こちらのモデルは、京阪神地区を中心に配布されている季刊のフリーペーパー「cycle」とのコラボレーションモデルで、メインターゲットは身長160cm未満の女性。フレームはクロモリで、26インチホイールとシマノの内装3段変速を組み合わせました。
フレームサイズは370mmと440mm。こちらは440mm。
そして370mm。370mmサイズは身長150cm未満から対応します。
ツバメのマークがいたることろに。
よく見るとピラーにもレーザー刻印されています。
「ツバメ自転車」のロゴも見えます。
クランクにもツバメがいますが、このクランク、小柄な人に合わせて152mmというショートサイズが採用されています。
クロモリフレームと内装3段変速ですが、サイズが小さいこともあって重量は10.8kgと軽量です。これなら軽快な街乗りが楽しめそうです。
価格は税込52,500円。「小柄な女性がターゲット」と書きましたが、かといって女性に特化しているわけでもないので、小柄な男性の街乗り自転車としても良いでしょう。
(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。