以前もお伝えした、GoProやADIXXION GC-XA1のライバルとなるソニーの「アクションカム HDR-AS15」が、日本でも発表になりました。10月12日発売です。
ソニー、広角170度の防水/フルHD「アクションカム」 -AV Watch
ソニーは、防水仕様でスポーツやアウトドア環境で利用できる“アクションカム”「HDR-AS15」を10月12日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は3万円前後。
搭載されるセンサーの性能ではライバルを圧倒しています。
最大の特徴は画質で、ソニー製の1/2.3型、1,680万画素Exmor R CMOSセンサーを搭載し、暗部の階調性を保ったHD撮影が可能。レンズは単焦点(F2.8)のカールツァイス テッサーで、画角は最高170度の広角撮影に対応する。電子手ブレ補正機能(画角120度)も備えている。記録フォーマットはMPEG-4 AVC/H.264(.mov)。
本体重量はバッテリー込みで90gと軽量。ただし防水ハウジングとの併用が基本で、こちらは85g。あわせて175gということになります。
本体側面にディスプレイがありますが、これはメニュー表示と設定を行うためのもの。プレビューはできません。
プレビューしたい場合は、オプションの液晶モニターユニット「AKA-LU1」(10,500円)を使用します。こちらは2013年1月18日発売予定。
Wi-Fi機能が搭載されており、スマートフォンで設定やモニタリングは可能です。
AV Watchの記事にはライバルとの簡単な機能比較表もあるので、参考になります。
また、こんなインプレ記事もすでにアップされていました。うれしいことにMTBでのレビュー有り!
[岡英史のNewFinder]Vol.23 アクションカメラ戦国時代にSONYが終止符を打つのか?HDR-AS15登場! – PRONEWS
今回は既にサンプルとして作られているアクセサリーから、自転車のハンドルマウントと多目的なヘッドバンド型、もう一つはゴーグルのバンドに付ける物の3種類をお借りしている。各々用途は名前の通り。GoProやJVCも同じなのだが自転車用のブラケットは多分アクションと言ってもロードレーサー系をイメージしているのか、MTBでの山道には全く対応できていない。ブラケットをハンドルに噛ませる部分にショック吸収剤を挟み込むタイプの為に、この部分が逆に悪路ではぶれてしまう。この部分を硬質ゴム等に変えるだけでもかなり違うのでMTB系にはお勧めだ。
サンプルムービーも貼られていますので、太い回線で、ぜひYouTubeの設定をHDにしてご覧になってみてください。
GoPro HD HERO2、JVC ADIXXION GC-XA-1、そしてSONY ACTIONCAM HDR-AS15の3つを比較すると、ADIXXIONは「性能そこそこ、最初から液晶ディスプレイがついて、お値段も安め」というポジションに落ち着きそうです。GoProは豊富なオプションはもちろん、今まで積み重ねてきた実績、みんなが使っていることによるノウハウの蓄積も大きいと思います。また、各製品のサンプルムービーなどもても「やっぱりGoProが拓いてきたんだな」という印象を持ちます。そこにソニーがどれだけ割って入れるか、注目です。
(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。