先日掲載しまして、たくさんの方にご覧頂いたこちらの記事。
自宅からどこかの駅まで自転車で行き、そこから輪行し、目的地近くの駅で降りて、また自転車で移動する。旅行ではなく日常生活でこれを実現するには、自転車の面でも鉄道利用の面でもクリアしなければならない課題がいくつかあります。
もう何度も書いているので隠しようがありませんが、私は東京都町田市に住んでいます。都心に出るには小田急線を利用します。その小田急線が輪行しやすいかというと……東京の通勤電車ですから、ラッシュアワーは当然、そしてその他の時間でも結構混んでいて、邪魔になるのは確かです。コンパクトな折りたたみ自転車で、なおかつラッシュのピークを外すというのは必須だと思われます。
帰路に関しては、とにかく始発の新宿駅まで行けばなんとかなりますし、行きと違っていくらでも時間をずらすことはできます。小田急(の遠距離)ユーザー・伝家の宝刀「ロマンスカー」もあります。
自転車〜鉄道〜自転車での移動を実現するためには、やはり、
・朝ラッシュ時の最混雑時間帯は避ける
(どうしてもその時間に乗るなら自転車は諦める)
・コンパクトに輪行できる折りたたみ自転車が必須
……ということになります。しかし先日も書きましたように、あまり特殊な自転車だと苦労してしまいます。
一方、サラリーマンではなく、幸い?痛勤電車とはあまり縁がない私の場合、どうしてもラッシュ時間帯に移動しなくてはならない場合は、がんばって早起きしてピークを外すようにしているので、そちらのほうはあまり問題ないでしょう。
逆に言うとサラリーマンの方々の参考にはなりにくいですが「できそうな者から、できそうな範囲で取り組む」というのも大事かなと、思う次第です。
(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。