東京都が自転車の安全利用に関する条例案をまとめたようです。ノーブレーキピストの販売を禁止すること、自転車通勤を認める事業者に対して駐輪場所の確保を義務づけること等が、さっそく報じられています。
ピストバイク:東京都、一般販売禁止へ 2月に条例案提出- 毎日jp(毎日新聞)
重大事故の危険があるとして公道走行が禁止されているブレーキのない競技用自転車(ピストバイク)について、東京都は2月定例議会に、全国で初めて一般販売を禁止する「自転車条例案」を提出する。罰則は設けないが、違反を繰り返す業者は都のホームページなどで公表するとしている。
もちろん、競技目的は規制対象に含まれません。
そして自転車通勤&駐輪場について。
さらに放置自転車対策として、従業員が自転車通勤する場合に、どこを駐輪場所にしているかの確認を企業などに義務づける。全国初の取り組みで、事業者は従業員用の駐輪場を確保するか、スペースがない場合は従業員に駐輪場所を書面で提出させねばならない。
これで気になるのは、かえって自転車通勤を認める会社が減るのではないか?ということです。ただ「スペースがない場合は従業員に駐輪場所を書面で提出させる」ということで、多少現実に合わせようとしてるのかもしれません。
ナンバープレートやデポジットはとりあえず先送りされているようです。
上記引用記事には自活研の小林理事長のコメントも紹介されているので、ぜひご一読を。
どういう条例案かは、
都は今夏以降の施行に向け今月15〜25日、都交通安全課のホームページで条例案について意見を募集する。
ということなので、見ることができるようになります。
私は、自転車通勤者の駐輪場確保について、事業所や勤労者を支援する内容が条例案に盛り込めないかどうか考えた上で、意見するつもりです。
(Gen SUGAI)