CyclingEXが参加し、隔週金曜日に更新しているブリヂストンサイクルのファンサイト「BRI-CHAN」。今週は、BRIDGESTONE GREEN LABELのフォールディングバイク「CYLVA(シルヴァ)F6F」を例に、フォールディングバイク(折りたたみ自転車)のメリットについて紹介しています。
その内容についてはBRI-CHANでごらんいただくとして、こちらではCYLVA F6Fについて紹介してみたいと思います。
CYLVAシリーズのフォールディングバイクには、シマノ・ソラ(シフターはアルタス)を搭載したリア8段変速の「F8F」と、シマノ・ターニーを搭載した6段変速の「F6F」の2種類があります。フレームは共通で、F8Fはタイヤが細めでスポーツ志向、F6Fはタイヤが太めでベーシックモデルという位置付けです。今回は「F6F」を紹介しています。
20インチ(ETRTO406)のホイールと直線的なフレームからなるそのルックスは極めてオーソドックスであり、際立った個性を感じさせるものではありませんが、そのオーソドックスなイメージがこの自転車の良さでもあるのでしょう。F6Fは44,800円(税別)という価格設定ですが、見た目から安っぽさを感じないのも良い点です。
先に折りたたみ機構について触れておくと、とくに目新しさはないものの2段階ロック機構を採用しており、わかりやすく、かつ安全性を高めています。
また、ハンドルポストも折りたたむようになっていますが、乗車時には折りたたみであることを感じないしっかり感があります。
ただし835×725×440mmという折りたたみサイズは、もちろんロードバイクの輪行状態と比べればコンパクトですが、20インチのフォールディングバイクとしてはだいぶ大きい部類で、輪行袋は選ぶことになるでしょう。12.4kgという重量(ヘッドランプ、ベル、前後リフレクター、ホイールリフレクター、センタースタンドの計440gを含む)は、このクラスのフォールディングバイクとしては平均的ですね。
いちおう純正のキャリングバッグがあり、上部が完全には閉じないトートバッグタイプではあるものの、どこも飛び出さずすっぽり収めることはできます。
走行性能は、なかなか高いです。折りたたみ部はもちろんフレーム全体のしっかり感があり、のんびりとした街乗りから、ちょっとしたスポーツ気分での走りまで、幅広く対応できます。また、上位モデルのF8Fよりタイヤが太い分、街中をのんびり走るにはF6Fのほうが快適です。以前、初期型のF8F(現行とは一部仕様が異なる)に乗った際も走りの良さは感じたので(関連記事リンク)、F6Fでもその基本線は変わりません。
F6Fの価格は、44,800円(税別)。スポーツ車の文脈で考えると「ターニーでしょ」「4万円台でしょ」といった具合で、あまり期待値は高くないかもしれませんが、実際に触れてみると、結構お買い得に感じるのではないでしょうか。ただ、安価なフォールディングバイク(折りたたみ自転車)が欲しいという人からすると、この価格設定は中途半端に高いと感じるかも。まぁ、そこが難しいんでしょうけど。
というわけで、BRI-CHANの記事もあわせてごらんいただければ幸いです。
リンク: CYLVA F6Fで解説:折りたたみ自転車を持つメリットはコレだ!— BRI-CHAN
製品情報: シルヴァ | ブリヂストン グリーンレーベル | 自転車 | ブリヂストンサイクル株式会社
●BRI-CHANとは
日本を代表する自転車メーカー・ブリヂストンサイクルのファンサイトとして、2016年1月よりスタート。CyclingEXが編集部(チーフブロガー)として参加しています。
リンク: BRI-CHAN – bridgestone greenlabel fan channel「ブリチャン」
車両提供:ブリヂストンサイクル
(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。