12月半ばのよく晴れた午後、久しぶりに小型のアウトドアストーブ「エスビット・ポケットストーブ」をもってポタリングに出かけました。
目指したのは、鶴見川沿いの河川敷。JR横浜線・鴨居駅から近いエリアです。今まで「とある河川敷」と書いていましたが、ほぼ、鴨居付近の河川敷です。
このあたりの河川敷は、天気のよい週末にはバーベキューを楽しんでいる人もよく見かけます。「バーベキュー等のゴミは持ち帰りましょう」という看板も立っているので、ちゃんとゴミを持ち帰ればOK!
ただ、このへんならどこでもよいかというとそうでもなくて、使いやすく、かつほかの人の迷惑にならない場所を選ぶ必要はあります。目当ての場所に先客がいることも。ポイントを探すために川沿いを行ったり来たりするには、自転車はちょうどよいですね。
さて今回は、午後遅めから日没までの限られた時間を使って、簡単な調理(のようなこと)をしてみたいと思い出かけました。ポタリングを楽しみ、日当たりのよい河川敷でポケットストーブを使って食べ物をあたため、身体もあたたまったところで撤収して帰る——という算段です。
メインとなるのはこちら、100均ショップで購入したカットトマトの缶詰です。これをクッカーにドバッと投入しまして……
さらに途中のコンビニで調達したサラダチキンを加え、ポケットストーブであたためるという単純な作業です。
ポケットストーブと、自作の簡易風防の組み合わせ。
こちらも100均アイテムでいつも使っている固形燃料、そしてエスビット純正の固形燃料(4g)を同時に投入して火力を得ます。意外と火が広まるので、あまり近づかないように注意が必要です。河川敷で火事になったらたいへんですからね(消火用の水はボトルに用意しています)。
ときどきかき混ぜがら20分ほど火にかけていると、だいぶあたたまってきました。
「ぬるい」ではなく、ちゃんとあたたまっています。
いざ食べてみると、トマトはもちろんサラダチキンもアツアツ。日没30分前で気温が下がってきたタイミングだったので、あたたかい食べ物が身体にしみます。
食べ終わって片付けをしたら、まさに日が沈もうとしていました。富士山がきれいに見えます。
このあと、マジックアワーの中をペダルをクルクルと回しながら帰宅。短い時間でしたが、十分に楽しむことができました。
関連記事: エスビット ポケットストーブでカットトマトとサラダチキンをあたためる – WAGTAIL
(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。