サイクリングや自転車通勤などの途中で起きて欲しくない事態はいろいろありますが、トラブルの代表格といえば「パンク」でしょう。しかし、とくにスポーツサイクルの場合、パンクは「起きてしまっても自分で対処できるトラブル」の代表格でもあります。
チューブ交換をマスターしよう!
ひとりでロングライドに出かけて、パンクしてしまったら、どうでしょう。もちろん、タクシーを呼ぶなどしてお金で解決することはできます。ロードサービス付きの自転車保険を使うのも手です。でも、その場で自分で解決できてしまえば、それにこしたことはないわけで。
クロスバイクやロードバイク、マウンテンバイク(MTB)に乗ってサイクリングを楽しんだり、日々の通勤や通学などで利用するのであれば、パンク修理の方法は、ぜひ覚えておきましょう。
実は、スポーツ自転車のパンク修理は、とっても簡単なんです。なぜなら、一般的なチューブドタイヤの場合、パンクした穴をふさぐのではなく、チューブごと交換してしまうから。
むしろ、後輪がパンクしたときにフレームから後輪を取り外す作業のほうが、難しいかもしれません。
とはいえ、コツさえつかんでしまえば大丈夫。CyclingEXでは、はじめての人でもパンク修理(チューブ交換)をマスターできるように、ふたつの情報源を用意しました。
パンク修理だけではなく、前後輪の脱着方法から解説しています。前後輪の脱着は基本的なメンテナンス知識のひとつですし、例えば輪行するときにも役立ちますから、この機会にぜひマスターしてください。
Webでクロスバイクのパンク修理方法をチェックする
日本を代表する自転車メーカー・ブリヂストンサイクルのファンサイトとして運営され、CyclingEXが編集部(チーフブロガー)として参加している「BRI-CHAN」では、クロスバイクのパンク修理方法を前後編にわけて紹介しています。
もちろん、車輪の脱着も詳しく紹介。
使用している自転車はVブレーキのクロスバイクですが、ブレーキの解除方法以外はロードバイクのキャリパーブレーキでも大きくは変わりませんので、応用可能です。
ぜひ参考にしてみてください。
リンク: クロスバイクのチューブ交換にチャレンジ(前編)— BRI-CHAN
リンク: クロスバイクのチューブ交換にチャレンジ(後編)— BRI-CHAN
電子書籍でチューブ交換方法を学ぶ
CyclingEXでは、ロードバイクやクロスバイクのチューブ交換に特化した電子書籍を発行しています。AmazonのKindle本として、発売中です。
Vブレーキのクロスバイクと、リムブレーキ(キャリパーブレーキ)のクロスバイクに対応しています。ディスクブレーキの方は、すみませんがホイールの脱着だけは自転車を購入したお店で聞いてください。
電子書籍なので、一度ダウンロードしてしまえば、携帯電話の電波状況が悪いところでも読むことができます。
ロードバイクのタイヤチューブ交換講座 CyclingEXメンテナンスシリーズ
ぜひ、活用していただければ幸いです。
クロスバイクの前後のホイールの取り外し・取り付け、そしてチューブ交換の方法をマスターして、いざというときに備えつつ、サイクリングを楽しみましょう!
追記(2022/9/19)
ディスクブレーキ搭載のスポーツ自転車について
ディスクブレーキ採用のスポーツ自転車でホイールを脱着する際の注意点については、BRI-CHANの下記の記事で紹介しています。
シティサイクルについて
シティサイクルの場合は、ホイールの脱着は少々面倒なので、ホイールを外さずにチューブの穴をふさぐ方法をBRI-CHANの記事で紹介しています。
なおチューブの複数箇所に穴が空いている場合や、バルブ根元付近に穴が空いている場合などは、自転車屋さんに頼んでチューブを新品に交換してもらったほうが確実です。
(SUGAI Gen)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。