ライトウェイプロダクツジャパンが、同社で取り扱う「Felt(フェルト)」の2019年モデルとして、グラベルライドに対応するツーリングロードバイク「BROAM(ブローム)」を発表しています。

BROAM 30 photo_ライトウェイプロダクツジャパン

45Cタイヤまで対応するFelt BROAMシリーズ

未舗装路でもリラックスして走行できるように、安定性重視のジオメトリーを採用している、BROAMシリーズ。ヘッドアングルは寝かせ気味にしてフロントセンターを長く取り、直進安定性を高めています。一方で、45Cタイヤが装着できるクリアランスは確保しつつも、リアセンターは(グラベル走行に対応したバイクとしては)短めに設定、BBハイトもあえて一般のロードバイク並みとしているとのこと。

なお、ジオメトリーデータは近日公開予定とされています。



VRシリーズよりも強化されたアルミフレーム

BROAM 40 photo_ライトウェイプロダクツジャパン

Feltには、30Cタイヤまで対応したマルチなロードバイク「VR」シリーズがありますが、BROAMはVRのアルミモデルよりも強化されたフレームをもち、荷物の多いツーリングにも対応。縦方向には柔軟性、横方向には剛性をもたせ、すぐれた振動吸収性と軽快な走行性能を実現しています。

フレームには、当然ながらフェンダーやキャリア用のマウントが用意されており、ツーリングはもちろん、コミューターにもよいでしょう。

700Cと650Bの両方に対応するフレーム

標準装備されるタイヤは700×40Cで、最大45Cまで対応。さらに650B(27.5インチ)ホイールにも対応します。650Bホイールを装着した場合、タイヤは最大27.5×2.1インチまで装着可能です。

フラットマウントとスルーアクスル採用

BROAM 60 photo_ライトウェイプロダクツジャパン

BROAMシリーズには下記で紹介する3モデルが用意されますが、いずれもフラットマウントを採用しディスクブレーキを装備、またリア12×142mm、フロント12×100mmのスルーアクスルとなっています。

BROAMシリーズのラインナップ

BROAMシリーズは、下記の3モデルが用意されます。

●BROAM 30

BROAM 30 photo_ライトウェイプロダクツジャパン

メインコンポーネント:シマノ・105 R7000
ブレーキ:シマノ・105 油圧式ディスクブレーキ
クランクセット:FSA Omega Adventure Mega Exo 46/30T
カセットスプロケット:11-34T 11速スプロケット
サイズ:47、51、54、56
カラー:カメレオンティール
価格:198,000円(税別)
製品情報 https://www.riteway-jp.com/bicycle/felt/bikes/broam30_8081/

●BROAM 40

BROAM 40 photo_ライトウェイプロダクツジャパン

メインコンポーネント:シマノ・ティアグラ
ブレーキ:シマノ・ティアグラ レバー+TRP HY/RD Hydraulic
クランクセット:FSA Omega Adventure Mega Exo 46/30T
カセットスプロケット:11-34T 10速スプロケット
サイズ:47、51、54、56
カラー ミストブルー
価格:148,000円(税別)
製品情報 https://www.riteway-jp.com/bicycle/felt/bikes/broam40_8081/

●BROAM 60

BROAM 60 photo_ライトウェイプロダクツジャパン

メインコンポーネント:シマノ・クラリス、シマノ・ソラ
ブレーキ:シマノ・ソラ レバー+Tektro MD-C550
クランクセット:FSA Omega Adventure Mega Exo 46/30T
カセットスプロケット:12-34T 8速スプロケット
サイズ;47、51、54、56
カラー:マットオブシディアン
価格:118,000円(税別)
製品情報 https://www.riteway-jp.com/bicycle/felt/bikes/broam60_8081/

BROAMとVRのアルミ、どっちにする?

従来のFeltのラインナップでは、ディスクブレーキを採用し30Cタイヤ(タイヤによっては35Cまで)対応する、エンデュランス系ロードバイクのVRシリーズが、グラベルライドもこなせるものとして扱われてきました。今回登場したBROAMは、さらに太い40Cタイヤを標準で装備しています。

グラベルライドでの安定性や、エアボリュームによる乗り心地の良さを求めるのであればBROAM、ロードバイクの軽快さはそのままに舗装の悪いところやフラットダートに遭遇しても慌てない安心感を求めるならBROAM……といったところでしょうか。

リンク: Felt Bicycles 日本語公式サイト | フェルト ロードバイク,クロスバイク

(Gen SUGAI)