Cannondale(キャノンデール)が、新型のエアロロードバイク「SystemSix(システムシックス)」を発表しています。
いわゆるエアロロードバイクというものを出していなかったCannondaleが、レース等でのテストを重ねついにリリースしたのが、少々懐かしいモデル名を復活させた「SystemSix」。
2006年に登場したSystemSixはアルミとカーボンのハイブリッド(カーボンバックではなく、バックがアルミだった)でした。
今回登場したSystemSixは、トップレーサーだけでなくすべてのレベルのライダーがエアロ性能を享受できるよう、優れた剛性と乗り心地を維持しつつ、空気抵抗を極限まで抑えことを目指し開発されました。
フレーム、フォーク、ハンドルバー、ステム、ホイール、そしてシートポストと、バイクを構成する重要な6つのエレメントをひとつのパッケージとしてデザインし、ディスクブレーキ専用設計となっています。
その思想を最大限に具体化した「SystemSix Hi-MOD」では、「KNØT(ノット)システムバー」および「KNØT64ホイール」を採用。KNØTシステムバーは、ハンドルバーとステムを一体として設計し、空気抵抗を削減しつつ、ツーピース構造として調整範囲をもたせています。
フレームは、バリステックハイモッドカーボンと、バリステックカーボンの2グレードを用意。それぞれに2種類、合計4種類の完成車が用意されています。
ラインナップは下記のとおりです。
●SystemSix Hi-MOD Dura-Ace Di2
価格:1,050,000円(税別)
●SystemSix Hi-MOD Ultegra Di2
価格:790,000円(税別)
●SystemSix Carbon Dura-Ace
価格:640,000円(税別)
●SystemSix Carbon Ultegra
価格:420,000円(税別)
他社のエアロロードバイクが2世代目、もしくは3世代目になろうかというタイミングで、エアロロードバイクとしては最後発として登場した新型SystemSix。それまでのしがらみがない分、リムブレーキ仕様が用意されておらず、ディスクブレーキ専用設計となっているのは当然のことと言えるでしょう。
詳しい製品情報は、CannondaleのWebサイトでどうぞ。
リンク: Cannondale 製品情報
(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。