2018年5月20日(日)~5月27日(日)までの間、「NTN presents 2018 ツアー・オブ・ジャパン」が開催されました。最終日の東京ステージを観戦しました。
会場は大井埠頭。私が到着した頃は、3名の逃げ集団が形成されていました。
草場啓吾(日本ナショナルチーム)、チェン・キンロ(HKSIプロ・サイクリング・チーム)、中田拓也(シマノレーシング)の3選手です。
総合リーダーのマルコス・ガルシア・フェルナンデスを擁するキナンサイクリングチームが集団をコントロールします。そしてチーム・イルミネートのコナー・ブラウンがメイン集団先頭を引く姿が目立ちます。
逃げる3人。
追う集団。
チーム・イルミネートはジャージにスポンサーロゴが入っていないので、メイン集団の先頭に一般のサイクリストがいるかのような、なかなか見慣れない光景です。
メイン集団内には、NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニのダミアーノ・クネゴがいました。クネゴは今年6月で引退すると表明しています。
このステージで勝利を狙うのは、クネゴ(前から2人目)ではなく、その後ろのマルコ・カノラです。
みなとヶ丘埠頭公園のイベント会場内でグリーンカレーを食べビールを飲み、出店ブースを冷やかしたりしているうちに、レースのほうはというと逃げが吸収されてスプリント勝負の時を迎えようとしていました。
そして、チーム・イルミネートのマルティン・ラースが、美しいガッツポーズとともにステージ優勝を果たしました。
レースのリザルトや総合をはじめとする各賞の情報は、公式サイトでどうぞ。
リンク: Tour of Japan Official Website
日比谷をスタートしてパレード走行ののち、大井埠頭に設定された1周7kmのコースを14周する東京ステージ。平坦しかないコースですが、選手が何度も通過すること、そして「逃げ集団をつかまえてスプリント勝負」という、ある意味お約束の展開を見ることができるので、写真を撮ったりビールを飲んだりご飯を食べたりしつつ眺めるには、ぴったりのレースです。
5回目の東京ステージ観戦でしたが、今回、自分がみてきた中ではちょっと観客が少ない印象でした。もうちょっと、観客が増えるといいのですが……。ファンだけでなく、例えば、近くの八潮団地にお住いの方々が気軽に来て楽しめるようなしかけも、必要かもしれません。
今回、東京ステージを観戦された、などかず(@nadokazu)さんからクネゴやゴールシーンの写真を提供していただきました。ありがとうございます。
リンク: nadokazuさん(@nadokazu) • Instagram写真と動画
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(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。