ブリヂストンサイクルのスポーツバイクブランド「BRIDGESTONE ANCHOR(ブリヂストン・アンカー)」の「XR9」は、27.5インチホイールを採用したXCレース用のMTBです。
26インチから29erになり、その後27.5が主流になったかと思うとまた29erが増えてきて——と変化が著しいXC用MTBですが、今回紹介する「XR9」は、カーボンホイールに27.5インチホイールを組み合わせたバイクです。PanasonicのPOSからMTBのラインナップが無くなってしまったので、日本のマスプロメーカーでは貴重なXC用MTBでもあります。
テクニカルなコースに対応するために、低く、そして前後も最適化された重心位置として、コントロール性を高めたフレーム設計が特徴です。3種類の完成車グレードがありますが、いずれも100mmトラベルのフロントサスペンションを装備しています。
XCバイクを29erに統一するブランド、27.5と29erの両方を用意するブランド、サイズによって27.5だったり29erだったりするブランドなどいろいろありますが、ブリヂストン・アンカーは27.5インチ1本です。
現状でも十分活躍しているバイクだと思いますが、そろそろBOOSTの採用やン年ぶり?の29erを期待したいところ。もっとも、あまり流行を追わないのがブリヂストン・アンカーらしいといえば、らしいのですが。
XR9 740,000円(税別)
XR9 FRAME 230,000円(フレームセット、税別)
XR9 ELITE 455,000円(税別)
XR9 EQUIPE 315,000円(税別)
リンク: ブリヂストンのスポーツバイク アンカー|anchor
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(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。