前回の東京モーターショーで電動アシストスポーツ車「YPJ」シリーズのMTBコンセプトを出展していた、ヤマハ発動機。今回はより具体化した「YPJ-XC」を出展。
保安部品が付いていると妙にリアル(モーターショーで、そこまでリアルにする必要があるのかどうか……)
パワーユニットは「PW-X」という、MTB向けにチューンされたもの。YPJ-RやYPJ-Cに搭載されている「PW」ユニットよりアシスト力を感じやすくなっていると思われますが、果たして。
バッテリーは大容量化されています。バッテリーが大きくなると重量が増えますが、アシスト力がロードモデルのYPJ-RやYPJ-Cよりも強ければ、重量増を補うことができます。
「じゃぁいっそのことダウンチューブと一体化したデザインのバッテリーでいいじゃないか」という声も当然出てきますし、ヤマハが欧州で供給しているものにはそういうバッテリーもあるのですが、ダウンチューブ一体型はバイクの重量がより増えてしまうのが弱点だそうです。
発売時期や価格は未定とのことです。(ベルやリフレクターまで付いているわりには)この仕様で固まったとも、言えないのかもしれません。
ちなみに、北米でも「YDX-TORC」として発表されています。パワーユニットの制御は異なるのでしょうね。
リンク: ヤマハ発動機株式会社 製品サイト
情報源: E Mountain Bike | Yamaha E Bikes
東京モーターショー2017は、11月5日(日)まで東京ビッグサイトにて。
リンク: TOKYO MOTOR SHOW [TMS] WEB SITE
(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。