Cannondale(キャノンデール)が、エンデュランスロード「SYNAPSE(シナプス)」の2018年モデルを発表しています。
初代SYNAPSEがキャノンデール初のカーボンロードバイクとして登場したのが、2005年(2006年モデルとして)。
キャノンデール=アルミというイメージが強かった当時、初のカーボン、しかも当時流行しつつあった「グランフォンド系」ということでいろいろ言われたりもしていたわけですが、気がつけば10年を超えてラインナップに名を連ねています。
長距離を速く快適に走ることができる、SYNAPSE。今回登場した2018年モデルでは、キャノンデールが誇る振動吸収テクノロジー「SAVEマイクロサスペンション」がさらに進化し、新開発の「SAVEシステムバー」が搭載されています。
一見するとステム一体型に見えるSAVEシステムバーは、Hi-MOD(ハイモッド)フレームのグレードに採用。ハンドルバーの水平部分がしなることで、路面からの不快な振動をカットします。ステムは複数サイズ用意されるので交換・調整が可能で、ハンドルバーの取り付け角度もユーザーに合わせて調整できるようになっています。ガーミンマウントとFabric製「ルマレイ ライト」も付属し、ハンドル周りをスッキリとさせています。
[2017/8/29追記]スペック変更がありました。
SYNAPSE Hi-MOD DISC DURA ACE Di2:ハンドルバーは「ENVE Carbon Road Compact Handlebar」、ステムは「ENVE Carbon Stem」となります。
SYNAPSE Hi-MOD DISC DURA ACE:ハンドルバーは「Cannondale Escape Hanger Carbon Handlebar」、ステムは「C1 Ultralight Alloy Stem」となります。
SAVEシステムバーの本生産にあたり課題が見つかり、2018年モデルでの採用は見送られます。
再設計され従来のハイモッドフレームよりも220g軽くなったというフレームは、左右非対称デザインで、しかもシートチューブの下部が双胴になっているのが特徴でしょう。フォークコラムのサイズやフォークオフセットはフレームサイズに応じて3種類から使い分けることで、各サイズで最適な性能を目指しています。
フレームのタイヤクリアランスは32mm幅タイヤまで対応し、フルフェンダーも装着可能です。
以下、2018年モデル新型SYNAPSEのラインナップです。
●SYNAPSE HI-MOD DISC DURA-ACE Di2
[2017/8/29画像差し替え]
フレーム:NEW Synapse Disc, BallisTec Hi-MOD Carbon
メインコンポーネント:シマノ・デュラエース Di2
タイヤサイズ:700×28C
価格:1,050,000円(税別)
※SAVEシステムバー採用モデル
●SYNAPSE HI-MOD DISC DURA-ACE
[2017/8/29画像差し替え]
フレーム:NEW Synapse Disc, BallisTec Hi-MOD Carbon
メインコンポーネント:シマノ・デュラエース
タイヤサイズ:700×28C
価格:650,000円(税別)
※SAVEシステムバー採用モデル
●SYNAPSE CARBON DISC ULTEGRA
ハイモッドではないカーボンフレームのアルテグラ搭載モデルです。
フレーム:NEW Synapse Disc, BallisTec Carbon
メインコンポーネント:シマノ・アルテグラ
タイヤサイズ:700×28C
価格:340,000円(税別)
●SYNAPSE CARBON DISC 105
フレーム:NEW Synapse Disc, BallisTec Carbon
メインコンポーネント:シマノ・105
タイヤサイズ:700×28C
価格:280,000円(税別)
●SYNAPSE DISC 105 SE
アルミフレームのSYNAPSEも新型で登場。「SE」は30Cタイヤを標準装備しています。
フレーム:NEW Synapse Disc, SmartForm C2 Alloy
メインコンポーネント:シマノ・105
タイヤサイズ:700×30C
価格:170,000円(税別)
●SYNAP DISC TIAGRA
フレーム:NEW Synapse Disc, SmartForm C2 Alloy
メインコンポーネント:シマノ・ティアグラ
タイヤサイズ:700×28C
価格:125,000円(税別)
●従来型カーボンフレーム採用のキャリパーブレーキモデル
・SYNAPSE CARBON ULTEGRA:270,000円(税別)
・SYNAPSE CARBON 105:240,000円(税別)
新型SYNAPSEシリーズの詳細は、下記リンク先でどうぞ。
リンク: 2018Synapse Cannondale Bicycles
リンク: Cannondale Bicycles
関連記事: 2017-2018年版ビギナーにおすすめのロードバイク:これから始める人のためのガイダンス&バイヤーズガイド – CyclingEX
(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。