ときには小さな車輪のミニベロで、のんびりとサイクリングしたり、「小さいなりに」どこまでアグレッシブに走れるかチャレンジするのも楽しいものです。2017年モデルのミニベロから、個性的な5車種をピックアップします。
●RITEWAY GLACIER SW
価格:77,800円(税別)
20インチの小径車に、少ないストローク量ながら路面からのショックを確実に吸収するSRサンツアーの「スイングショク」を装備。しかも20×1.95という太いタイヤやディスクブレーキを装備した迫力の足回りが特徴。
情報源: GLACIER SW | ライトウェイバイクブランドサイト
●Tern Surge
ETRTO451の20インチホイールと攻撃的なエアロフォルムが目をひくスポーティなモデル。ロングフォークでヘッドの位置を高くしたジオメトリーにより、安定したハンドリングを実現。
価格:89,000円(税別)
情報源: Surge | Tern Bicycles Japan
関連記事: Tern 2017年モデル:ROJI BIKES 第二世代の小径車「Surge」と「Crest」 – CyclingEX
●FUJI HELION R
クラシカルテイストのスチールフレームながら、スポーツ走行もこなすミニベロ。ETRTO451の20インチホイールを採用し、メインコンポーネントはシマノ・クラリスを装備する。
価格:86,000円(税別)
●LOUIS GARNEAU MV 5FS
フルサスのマウンテンバイクのルックスを、そのままミニベロで再現。用途はシティライドとされているが、リアサスは調整機能を備え、フロントフォークはロックアウト機構付きと本格的だ。
価格:145,000円(税別)
情報源: MV 5FS エムブイ ファイブ エフエス / LOUIS GARNEAU / ルイガノ製品紹介
●GIANT MR4 R
24インチ・フォールディングバイクのMR4を「ミニベロ」の範疇に入れるべきか悩んだのも事実。しかしディーラーを通じて2017年モデル限りでの生産終了がアナウンスされているMR4を新車で手に入れるのは、今しかない。ロードバイクらしい軽快感がありながら、リアサスが路面の変化を捉えるその乗り味は独特。
価格:160,000円(税別)
情報源: 2017 Giant Bicycle [MR4 R]
情報源: 折りたたみ車「MR4」生産終了のお知らせ – ジャイアントストア堺
●ミニベロ選びで気をつけたいポイント
・タイヤサイズ
20インチと呼ばれるホイール&タイヤには、「ETRTO406」と「ETRTO451」の2種類があり、互換性がありません。
その他のサイズでも、ものによってはタイヤやチューブの選択肢がかなり限られることもあります。自転車を買うときに、必ず予備のチューブもいっしょに購入しましょう。
・フレームサイズ
「ミニベロ=小さい」かというと、一概にそうも言えないこともあります。パッと見た感じでは小さいけれど、意外とハンドルが低くて遠いことも。また、サイズ展開が少なめで、どうしても大柄な人にはサイズが合わないモデルが多いです。
以上、個性的なミニベロ2017年モデルを5つ紹介しました。
(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。