CyclingEXの姉妹サイトでブリヂストンサイクルのファンサイト「BRI-CHAN」に、ベルトドライブについてのコラムを掲載しました。ベルトドライブと聞くとシティサイクル、特に通学車あたりを想像する人が多いと思いますが、今ではベルトドライブを採用するスポーツ自転車も(以前よりは)増えています。
海外では、メジャーとまではいかないのかもしれませんが、ベルトドライブのアーバンバイクやトレッキングバイクをラインナップに持つメーカー・ブランドを結構見かけます。しかし日本市場には投入されていなかったり、そもそも日本に上陸していないメーカー・ブランドだったりしました。そして、ベルトドライブのスポーツ自転車欲しさに、チェーンドライブの自転車を半ば強引にベルトドライブへと改造するツワモノもいたのです。今回のコラムを執筆している『geared(ギアード)』編集長・川崎さんも、そんなひとり(絶対に真似しないで……と本人は言っています。いわゆる自己責任です)。
じつは筆者は以前、こうしたベルトドライブの特徴に惹かれ、自分でベルトドライブのスポーツ自転車を組み立ててみたことがあります。けっこうたいへんです。ふつう、自転車のフレームの後ろの三角形には切れ目がどこにもありません。ベルトは閉じた輪っかなので、フレームを切断してベルトを通せるようにしないといけないのです(絶対に真似しないでください)。
リンク: チェーンじゃないとダメですか?——スポーティなベルトドライブと気軽に付き合える時代がやってきた – BRI-CHAN
ベルトドライブの自転車は、上の写真のように、ベルトを通すことができる構造になっていて、普段はボルトで固定されているわけです。チェーンドライブの自転車をベルトドライブに改造しようと思ったら、どこかに切れ目を入れて、固定用のボルトを仕込む改造が必要でした(繰り返しますが、いわゆる自己責任です)。
幸い、ブリヂストンサイクルからベルトドライブのスポーツ自転車が何種類か発売されています。ベルトドライブに興味がある人は、そのあたりから始めてみるのが、今なら得策と言えるのではないでしょうか。
でも、もっと種類が増えると良いですね。その点、ダイレクトな踏み心地の「カーボンベルト」や、ロード用ホイールが使用できる(シングルスピードですが)「SSSDシステム」などを近年投入しているブリヂストンには、自ずと期待しちゃうわけですけど。
というわけで、詳しくはBRI-CHANでどうぞ。
リンク: チェーンじゃないとダメですか?——スポーティなベルトドライブと気軽に付き合える時代がやってきた – BRI-CHAN
(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。