CANNONDALE(キャノンデール)の2017年モデルでは、「SUPERX CARBON 105」と「CAADX TIAGRA」というふたつのシクロクロスモデルがあります。「SUPERX CARBON 105」では新たに、MTBに投入されていたAi(アシンメトリックインテグレーション)オフセットドライブトレインが採用されています。
●SUPERX CARBON 105
フロントフォークの柄が印象的な、フルカーボンのシクロクロスバイク「SUPERX CARBON 105」。422mm(ジオメトリー図上は43cm)という短いチェーンステーにより、登坂時の優れたトラクションを実現。そして緩やかなヘッド角と55mmのフォークオフセットにより、高速性能と安定性、そして素早いハンドリングも実現しているとのこと。
ドライブトレインを6mmオフセットしたAiテクノロジーにより、スポークアングルとテンションが左右で均等化されています(ただしこの構造によりホイールの選択肢が狭まります)。
サイズは46、51、54、56、58cm、価格は350,000円(税別)です。
●CAADX TIAGRA
「CAADX TIAGRA」は、Aiテクノロジーこそ採用しないものの、SUPERXと同様のジオメトリーを採用したアルミフレームのシクロクロスバイクです。SPEED SAVEと呼ばれる扁平したシートステー/チェーンステー/フロントフォークにより、振動吸収性能とトラクション性能を高めています。
シクロクロスレース以外でも日常的に使用されることを念頭に置いており、シートステーに脱着可能なフェンダーマウントが備わっています。
サイズは46、51、54、56、58cm、価格は140,000円(税別)です。
リンク:キャノンデール
(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。