フラットマウントのディスクブレーキやテーパーヘッドなど、現代的なスペックを持つクロモリロードバイクとして話題になた、KONAの「ROADHOUSE」が、2016年モデルでさらにパワーアップ。また、手頃なスペックとした「WHEELHOUSE」も登場しています。
まずはROADHOUSE(ロードハウス)から。
フレームカラーは「Gloss Raw」です。
使用されるチューブは、レイノルズ・853です。そして、フロントディレイラー台座が、金色に縁取られているのがわかるでしょうか。
2017年モデルでは、フィレットブレージングになりました。
もともと、クラシカルな雰囲気と現代的な雰囲気が同居しているモデルでしたが、よりいっそう、過去と現在を行き来したような独特の世界観に。
ボトルケージ台座まで。
引き続き、テーパーヘッドを採用。
そして、ボリュームのあるカーボンフォーク。
ホイールは、マヴィック・キシリウムエリート ディスク オールロード。そしてタイヤは、シュワルベ・S-One レースガード 700×30Cです。
ハブはフロントが100×12mmスルーアクスル(2016年モデルは15mmでした)、リアが142×12mmスルーアクスルとなっています。
フラットマウントを採用し、ブレーキは油圧式のシマノ・RS805を装備。チェーンステー後方の造形が2016年モデルよりシンプルになりました。
メインコンポーネントは、リア11速のシマノ・アルテグラ。
クランクはアルテグラの50/34Tです。
リアスプロケットは11-32Tとワイド。
トップチューブに書かれたROADHOUSEのロゴ。
見づらい角度で申し訳ありませんが、リアブレーキのオイルラインがダウンチューブに内蔵されています。
というわけで、一見2016年モデルとあまり変わらないようでいて、実は大きな進化を遂げたROADHOUSEですが、気になる価格も進化していまして、411,000円(税別)となっています。
だから……というわけではないかもしれませんが、手頃なスペックとしてお求めやすい価格を実現しているのが、次に紹介する「WHEELHOUSE(ホイールハウス)」です。
全体のシルエットはROADHOUSEと似ています。カラーは落ち着いた「Gloss Blue」です。
チューブは、こちらもレイノルズ・853を使用。
こちらは溶接のウロコが見えますが、仕上げはきれいです。
もちろん、テーパーヘッドやカーボンフォークも採用されています。
メインコンポーネントは、シマノ・ティアグラ。
クランクはFSA Veloのコンパクトです。
ホイールはアレックス・CXD6、タイヤはシュワルベ・スパイサー K-Guard 700×30C。
フロント100×12mm/リア142×12mmスルーアクスル、フラットマウント台座といった特徴もROADHOUSと共通。ブレーキは機械式ディスクのTRP・スパイヤーです。こちらも、チェーンステーの後方がシンプルな形状になっています。
WHEELHOUSEの価格は、185,000円(税別)です。
リンク: KONAWORLD | カナダノースショアのMTBブランドKONA
リンク: KONA BIKES(本国サイト)
関連記事(2016年モデル): KONA 2016年モデル:フラットマウント採用のクロモリディスクロード「ROADHOUSE」 – CyclingEX
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(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。