スペインの自転車メーカー「BH」がプロデュースした電動アシストスポーツ自転車が、日本市場に投入されます。アキコーポレーションの展示会で発表されていました。
欧米で「EASYMOTION produced by BH」として販売されている電動アシスト自転車の中の、いちシリーズである「EASYGO」。今回「EASYGO CROSS」と「EASYGO JET」という2モデルが、日本のレギュレーションに合致させた上で販売されます。
モーターはリアハブに搭載されています。
ふつうのクロスバイクと同じように、チェーン駆動でスプロケットや外装変速機も備わっています。リアエンドにあるトルクセンサーとモーター内部の回転センサーにより、最適なアシストを行うとのこと。
バッテリーはシートポストに取り付けられています。
消灯状態ですみませんが、メニューボタンも配置されたディスプレイがハンドルバーに装着されます。4段階のアシストレベル(とアシスト無し)が選択可能。また、ヘッドライトのON/OFFを行ったり、距離や速度を表示させたりすることもできます。
なお、アシスト航続距離は現時点では発表されていません。
タイヤサイズは700×38Cで、クロスバイクとしてみてもやや太めの部類。そして気になる重量は19.4kgとなっています。ふつうのクロスバイクよりはかなり重たいですが、他社の電動アシストクロスバイクと比較すれば軽いほうです(例:パナソニック・ハリアは22.4kg、ヤマハ・PASヴィエンタファイブは20.6kg)。
もうひとつの「EASYGO JET」は、スタッガードフレームです。
パッと見た感じでは、電動アシスト自転車には見えません。バッテリーが、ちょっと変わったサドルバッグのように見えますね。
後輪のハブモーター。
どちらのモデルも、コンポーネントはリア7段のシマノ・ターニーです。フレームとアシストユニットにお金がかかっている感じでしょうか。
インフォメーションディスプレイの筐体カラーが、CROSSとは変えてありました。
EASYGO JETの重量は、同じく19.4kgです。
そして価格は、EASYGO CROSS、EASYGO JETともに190,000円(税別)と発表されています。
リンク: アキコーポレーション : 自転車およびパーツ類の輸出入 グローバルベンチャーカンパニー
※本稿執筆段階ではEASYGO CROSS/EASYGO JETの情報は未掲載です。
リンク: BH Bikes ebikes EasyGo | BH Bikes Store EN
(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。