いつか行ってみたいと思うサイクリングコースに思いを馳せてストリートビューを眺めるという企画、第5弾は本州横断です。
実は前回も本州横断がテーマのひとつなのですが、分水界が低いところにある場所を選んでおり、しかも瀬戸内から山陰へということで、横断の距離がそれほど長くありません(そのかわり、閑散地域であるという別のハードルがあります)。
関連記事: いつか行きたい!妄想サイクリング(4)瀬戸内→日本海へ本州横断!河川争奪もローカル線も見る! – CyclingEX
しかし、本州横断というからには、やはり太平洋側から日本海側へと走破したいものです。すぐに思い浮かぶのは、舞浜から江戸川〜利根川と北上していくルート。でも舞浜から見えるのは、太平洋側といっても東京湾。「太平洋!」って感じではありません。
やっぱり……
犬吠埼から行っとく? まぁ、妄想するのは自由ですから。
なお上記ルートは妄想により大雑把に線を引いただけで、実際の走りやすさをなんら保証するものではありません。
犬吠埼から利根川〜烏川〜碓氷川と川沿いを経由、高崎あたりから中山道に入って碓氷峠を越え、上田〜長野〜飯山と千曲川に沿って進み、国道292号でまた峠を越えて、あとは道なりに上越市の直江津まで。簡単に書きましたが400kmオーバーでした。
では、いつもどおりGoogleのストリートビューで。
スタート地点は、犬吠埼。
銚子大橋付近から、国道356号・利根水郷ラインが始まります。
小見川大橋付近から堤防上を通ることができそうです。
あとは、ひたすら利根川沿い!
125kmほどで、野田市の境大橋。つまり江戸川との分流地点、関宿(せきやど)のあたり。
190km走って、伊勢崎市の五料橋。ここから烏川沿いに進みます。もろもろすっ飛ばして……
横川の「碓氷鉄道文化村」。
碓氷峠の旧道に入って、碓氷第三橋梁。
そして、軽井沢へ。260kmくらい走ってることになります。
上田駅の近くに、上田城跡があります。
千曲川です。
飯山の街を通り過ぎて、千曲川沿いからお別れ。左折して国道292号に入り、上越市を目指します。
北陸新幹線がトンネルで直線的に貫く峠を、えっちらおっちら越えていくことになります。スタートして370kmほど。
峠を越えると高田の街へ。高田城の跡があります。
道なりに北上すれば、やがて直江津の町に出て、日本海へ。
海沿いの公園から日本海の眺め。犬吠埼をスタートしてから、距離にして410kmです。
私なら途中、関宿、高崎、上田、飯山で各1泊ずつして無理せず行きたいです。
まぁ、いずれにしても妄想ということで。すでに走破されている方も、いるのではないでしょうか。
(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。