収容力バツグンなのに机の上で自立し、しかも中身が見渡しやすくて、取り出しやすい——そんな機能が人気の「ひらくPCバッグ」に、サイズが小ぶりになった「ひらくPCバッグ mini」が登場しました。発売元よりレビュー用のモニター品を提供していただいたので、紹介します。
まずこちらが、オリジナルの「ひらくPCバッグ」。
情報源: ひらくPCバッグ |「ペン立て」みたいなPCバッグ abrAsus(アブラサス)
そして、今回新たに登場した「ひらくPCバッグ mini」。
情報源: ひらくPCバッグmini 「ペン立て」みたいなPCバッグ abrAsus(アブラサス)
ノートパソコンなど荷物を入れた状態で自立するその秘密は、その重量配分にあります。
「ひらくPCバッグ」も「ひらくPCバッグ mini」も、共通しているのは横から見ると三角形になっていること。そして、重心が安定していることは、背負ったときの安定感とフィット感にもひとやく買っているように思います。
しかもこのバッグ、ストラップの取り付け方が独特です。
この角度によってバッグが体にフィットし背中にくっつくことで、肩に重さを感じにくくなっているというわけ。
ここまでは「ひらくPCバッグ」と「ひらくPCバッグ mini」共通のメリット。
オリジナルの「ひらくPCバッグ」は、横幅が40cmと大きめです。肩に重さを感じないとは言いつつも、いろいろ詰め込んで肩にかければずっしりきます。とくに、シティサイクルやクロスバイクで「駅まで自転車通勤」みたいな使い方でも、その時間が10分を超えるようだと「バスケットに入れたほうがいいな」とおもえます。もちろん、ふつうのビジネスバッグなんかよりはずっとラクなんですけど。
そこで「ひらくPCバッグ mini」です。
横幅がぐっと詰まり(29cm)、少し縦長になりました。
11インチのMacbook AirとA4サイズのクリアファイル、A4判の雑誌、小物を入れたペンケースとMacbook AIrのACアダプタ、メモ帳、ペン、350mlのペットボトル、折りたたみ傘、名刺入れ——くらいまでは、しっかり入りました。ノートパソコンは13インチまで大丈夫。
それだけ中身が入っていても、ドトールのテーブル上でもばっちり自立します。
「ひらくPCバッグ mini」を背負って、クロスバイクに乗ってみました(花粉症なんでごめんなさいね)。ストラップは歩いているときちょうど良いように調整しているので、クロスバイクに乗車した姿勢だとバッグの下の方は背中〜腰から浮いている状態です。
しかし、先の三角形の構造による重量バランスとストラップの形状が効いていて、バッグが下方向に引っ張られるような不快感はだいぶ少なくなっています。これがリングで接続されているストラップだと、バッグがまっすぐ下に落ちようとするような感じになってしまうのです。
10km、20kmといった距離をロードバイクで通勤するには向きませんが、シティサイクルやクロスバイクに乗って、「ふつうのかっこう」で自転車通勤するには、ちょうど良いバッグだと思いました。
価格は19,800円と安いものではありませんが、使い心地はなかなかのもの。なんと初期ロットは完売しているとのことです。
リンク: ひらくPCバッグmini 「ペン立て」みたいなPCバッグ abrAsus(アブラサス)
(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。