GIANT(ジャイアント)のDEFY(ディファイ)は、上位モデルでカーボンフレームを採用したエンデュランス系ロードバイク「DEFY ADVANCED」の設計思想を受け継ぎながら、ビギナーにもとっつきやすい構成としたアルミフレームモデルです。

前傾が緩いポジションと振動吸収性を考慮したフレーム、700×25Cのタイヤ等が、ビギナーのロングライドをサポートします。2016年モデルでは、DEFY 1〜4のラインナップが早々に発表されていたのですが(関連記事)、新たにディスクブレーキを搭載した「DEFY 1 DISC」も登場しています。

defy1_disc_001

アルミのDEFYシリーズは先行発表されたモデルだけだと思っていたので、展示会でこのDEFY 1 DISCを見たときは意外な感じがしましたが、リムブレーキのモデルと同様のスタイルで、なおかつディスクブレーキ専用のセミディープリムホイールが、見た目に迫力を与えています(重量面では不利ですが)。

defy1_disc_002

メインコンポーネントがリア11速のシマノ・105である点は、リムブレーキのモデルと同様。ブレーキはTRPの機械式ディスクで、ローター系は160mmとなっています。

フレームは一見するとDEFY 1もDEFY 1 DISCも同じで、ディスクブレーキ台座の有無だけのように思われますが、やはりディスクブレーキの制動力に対応するための変更が加えられています。

例えばフロントフォークの形状が(ディスク台座の有無以外にも)異なっています。

DEFY 1
DEFY 1
DEFY 1 DISC
DEFY 1 DISC

DIFY 1 DISCのフォークの方が、先端部が強化されているように見受けられます。

続いて、リヤ三角。

DEFY 1
DEFY 1
DEFY 1 DISC
DEFY 1 DISC

シートステー、チェーンステーともに形状が異なっています。とくにリアエンド部は明らかに違っています。

D型断面の「D−FUSE」シートピラーや、700×25Cタイヤ採用といったアルミDEFY上位モデルの特徴は、このDEFY 1 DISCにも当然受け継がれています。

サイズは430(XS)、465(S)、500(M)、535(ML)mmの4種類。重量は9.1kg(465mm)と、やや重たいのは仕方がないところか。

価格は155,000円(税別)。これは「DEFY 1」(税別145,000円)より10,000円高く、カーボンフレームでティアグラ搭載の「DEFY ADVANCED 3」(税別190,000円)より35,000円安いものとなっています。

リンク:ジャイアント

(Gen SUGAI)