フォールディングバイクブランンド「Tern(ターン)」の日本代理店を務めるアキボウは、Ternブランドの日本独自企画として「⌘ PROJECT(コマンド プロジェクト)」を発表しています。
Tern Bicycles Japanは本日(2015年9月2日)、よりブランドの魅力を知っていただくために、新たなプロジェクト「⌘PROJECT(コマンド プロジェクト)」を始動、第一世代として個性溢れる4つのモデルをリリースしましたので、お知らせいたします。
リンク: Tern Bicycles Japan Official Blog: 日本人と呼応するクロスバイク 発表のお知らせ<
⌘PROJECTのラインアップとして発表されたのは、クロスバイク的な4つのモデル。日本においては、Ternを「フォールディングバイクブランド」と表現するのは適当ではなくなったかもしれません。
そのコンセプトについて、同社のブログでは次のように書かれていました。
・そこまでスピードは求めてない。街中でしか乗らないし。ただカッコ良く、 かわいく乗りたいだけ。だったらわざわざ700Cを選ばなくても。
・街中で乗るなら漕ぎ出しの軽さと取り回しがよい650Cがオススメ。
・身長160cm台の男性や小柄な女性でもホリゾンタルの美しいフレームに乗りたい方へ。
・身長170cm台の方でも欧米人程手足が長くない日本人は650Cが美しい。
・大きな前後タイヤに挟まれた感があると、カッコ悪くない?
・700Cロードバイクで520サイズまでの方、650Cの方が最適なポジションを取れるかも。
・欧米人の平均体格から割り出されたフレームは、パーツを微調整しないと。でも見た目が・・・。
・650Cでツール・ド・フランスの山岳などで結果を出した選手もいるし、トライアスロン界での伝説の名車も存在する。
・踏み出しの軽さを感じてください。
・乗車の姿が格好悪いと恥ずかしい。やはり美しくあってほしい。
まぁ、これら自体はどこかで聞いたような話ではあり、しかもなぜTernの名の下に展開するのかという素朴な疑問はあるものの、程よいスペックとプライスで、かつ小柄な人でもカッコよく乗れるスポーツバイクの登場は喜ばしいことです。
というわけで、4モデル簡単に紹介します。
●RIP -リップ-(税別79,000円)
エアロデザインのフレームにディープリムという、わかりやすいスタイルのストリートバイクです。
ダウンチューブを上から見ると……
野菜が切れるかもしれません(切れません)。
●CLUTCH -クラッチ-(税込52,000円)
RIPよりはおとなしいデザインですが、小さなリア三角(フレームの後ろ半分の三角形)が、スポーティーな印象を与えています。
フロントはシングルです。
ボトルケージ台座がちゃんとあるのは良いですね。
●RALLY -ラリー-(税込69,000円)
こちらはうってかわって、クラシックスタイル。
こういうスタイルの自転車は、やはりホリゾンタル(フレームの上辺が水平)が良いです。
他のモデルと違ってやさしい雰囲気です。
斜め後ろから。
サムシフターを採用しています。
フラットフェンダーも装備。
●GLEAM -グリーム-(税込172,000円)
最後の1台は、価格がグッと上がっていますが、前下がりのトップチューブとフィン加工が特徴のクロモリバイクです。
こちらも650Cホイール。
ヘッドチューブ付近。
シートクランプ付近。
フロントから。
斜め後ろから。
変速はダブルレバーです。
こちらはカスタム例。現代的なスペックと懐かしさが同居しています。
製品の詳細は9月中旬に同社のブログで公開予定、一般向けカタログ、公式サイトは10月中旬に公開予定とのこと。現状の詳細は、同社のブログでどうぞ。
リンク: Tern Bicycles Japan Official Blog
(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。