イタリアンブランドの多くは、その伝統を守りつつも、いかにして時代の流れに乗り、ビジネスとして発展させていくかを模索しているように見受けられます。DE ROSAももちろんそうです。
2016年モデルで新たに登場した「SK」は、Pininfarina(ピニンファリーナ)との共同作業により誕生しました。
DE ROSAの日本語Webサイトには、次のように書かれています。
DE ROSAとPininfarina。ともに母国イタリアの遺伝子をビジネスの基軸としながらも、次世代に向けて柔軟な変化を続けるイタリアのものづくりを象徴するブランドです。両者が手を結んだプロジェクトの第一弾、それがSK by Pininfarinaです。
ホリゾンタルに近い形状で、エアロ性能を重視しているという点では、従来の「SUPER KING」に似ています。DE ROSAの本国サイトでは、ピニンファリーナの風洞実験施設でテストされた様子が強調されていました。
その風洞実験も経つつ『SUPERKINGよりも15%の軽量化に成功』と書かれているので、SKはやはりSUPERKINGの後継モデルと言えそうです。
ブレーキはダイレクトマウントが採用されています。フレームは電動コンポーネントに対応しており、カンパのバッテリーはシートチューブに、シマノのバッテリーはシートポストに内蔵可能とのことです。
カラーは4色で、サイズは46・48・50・52・54・56の6種類を用意。フレームセットのみの販売で、価格は348,000円(フレームセット、税別)となっています。
(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。