CANNONDALE(キャノンデール)の2016年モデル先行販売分として、クロスバイクのQUICK 4とQUICK 5が発表されています。
クロスバイクにもいろいろな種類があることは「2015年モデル版・初心者のためのクロスバイクの見分け方・選び方」の中でも紹介していますが、QUICKシリーズは、もともと少し独特な立ち位置の自転車です。
今「定番のクロスバイク」と言ってすぐに思いつくのはGIANTのESCAPE RシリーズやRXシリーズですが、これらはホイールベースが短くてタイヤも細く、ロードバイク的な走行感の「スピード系」クロスバイク。
一方で、TREKのFXシリーズやRITEWAYのSHEPHERD CITYなどは、比較的前後にゆっくりとした作りで、軽快感を損なわずに安定感も持たせています。
ではQUICKはというと、その中間的なポジションです。例えばリヤセンターは、ESCAPE R 3よりは長く、TREK 7.4 FXやRITEWAYのSHEPHERD CITYよりは短くなっています。
そしてタイヤは、この2016年モデルから700×30Cとなっています。ESCAPE R 3は28Cで、TREK 7.4 FXは32Cですから、まさに中間。
もちろん、上体が起きてリラックスしたポジションが取れるようになっていますし、アルミフレームといえどもショック吸収性には配慮した設計となっているので、これからスポーツバイクに乗る人の「最初の相棒」にぴったりと言えるでしょう。
上位モデルの「QUICK 4」は、カーボンフォークを採用し、価格は79,000円(税別)となっています。
なお、2015年モデルと2016年モデルの違いは、下記リンクなどを参考に。
【2016モデル】CANNONDALE QUICK 4 の2015年と2016年の違い!|Y'sRoad PORTAL.
製品情報はこちらから。
フロントフォークがアルミ製となる「QUICK 5」もあります。
こちらは69,000円(税別)です。
QUICK 5の製品情報はこちらからどうぞ。
<2016/5/30追記>
QUICK 4の2017年モデルが発表されています。
リンク: よりスマートになって登場したキャノンデールのクロスバイク「QUICK」2017年モデル – CyclingEX
(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。