2007年ツール・ド・フランス 第3ステージのゴール前、かなり手前からスプリントを仕掛ける選手。残り200mとなってもまだ差を保っています。
ロングスプリントを仕掛けているのは、プロローグを制して総合首位に立ちマイヨ・ジョーヌを着用する、ファビアン・カンチェラーラ(Fabian Cancellara)。当時の所属チームはCSCです。
もちろん、最終的に総合を狙うタイプの選手ではありませんから、できるだけ長い間マイヨ・ジョーヌを着ていたいし、でも勝てるステージは勝っておきたいし……というのはわからないでもないのですが、序盤の平坦ステージでロングスプリントを仕掛けるとは。まぁ、この人だから許されるというのもあるかもしれませんが。
ただ、負けたスプリンターの皆さんは、悔しいというか「なんで〜?」という顔に、見えなくもなく……。
ちなみに、この年のツール・ド・フランスは、ヴィノクロフが大きな期待を背負いながらアレでアスタナはチームごと去り、中盤に総合首位に立っていたラスムッセンもアレで……散々な大会だったと記憶しています。
以下「フランス3」がYouTubeにアップしている動画です。
(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。