先日、GTのグラベルロード「GRADE」に2016年モデルでフラットバーバージョンが出ることを紹介したところ、「それってクロスバイクになったってこと?」という反応がありました。いやいや、もちろんドロップハンドルのGRADEもありますよ!
●GRADE ALLOY CLARIS
ドロップハンドルのGRADEとしては、もっとも安価なモデルです。モデル名を見てもわかるように、コンポートはシマノ・クラリス。ブレーキはテクトロのメカニカルディスクです。
サイズは480、500、510、530、550が用意され、価格は108,000円(税別)です。
●GRADE ALLOY CLARIS WOMENS
GRADE ALLOY CLARISの女性向けバージョン。小さめのサイズ(480、500)のみ用意され、サドルが女性用になっている等の違いがあります。価格は同じく108,000円(税別)です。
●GRADE ALLOY 105
コンポーネントにリア11速のシマノ・105、ブレーキにはTRPのワイヤー引き油圧ディスクを採用した上位モデル。サイズ展開は480、500、510、530、550で、価格は168,000円(税別)です。
というはけで、現状のGRADE ALLOYはフラットハンドル1モデル、ドロップハンドル4モデルが用意されています。GTの早期発表モデルはエントリーグレード寄りのものが中心なので、秋にはカーボンモデルなどが改めて発表されるのではないかと思われます。
2015年モデルと比較すると、サイズ展開が増えています。例えば2015年モデルのGRADE ALLOY CLARISは、XS、S、M、Lというサイズ表記&展開でした。2016年モデルの詳しいジオメトリーはまだ掲載されていませんので、これは掲載されるのを待ちたいと思います。
シリーズ全体の特徴として、グラベル走行にのために太いタイヤの装着に対応しています。標準では700×28Cのタイヤが装着されていますが、35Cのタイヤを装着することも可能です。それだけフレームのクリアランスが確保されているのはもちろん、リムも17mmのものが使われています。
ちなみにETRTO的には17mm幅のリムに23Cは対応しないことになっているようなのですが(参考過去記事)、現実的には23Cでも24mmあったりしますし、GT的にはこのGRADE ALLOYについて「23Cから35Cまで対応」と謳っています。
GT2016年モデルの詳細は、ライトウェイプロダクツジャパンのWebサイトでどうぞ。
2016 MODEL | GT公式サイト | ジーティー MTB.
(Gen SUGAI)
須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。自転車と小田急ロマンスカーが好き。初めてのスポーツ自転車は1986年あたりのアラヤ・マディフォックス。2001年頃にGTのクロスバイクで数年ぶりにスポーツ自転車に復帰。現在のメインの愛車はアルミのロードバイク「TREK Domane AL3 DISC」。